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怠りがちなリアショックのメンテナンス。オイルが漏れ始めたりしないと中々注目されない部分ですが実は定期的なメンテナンスを行う事で快適なツーリングやスポーツ走行性にかなり関わってくる部分です。
リアショックの定期的なオーバーホールの必要性について…。画像はCRFとXR(ME06)のノーマルリアショックを分解した物です。
双方とも廃油は真っ黒ですね(^^;
実は…
XRの方は長期間ノンメンテだった為、シリンダー内壁が偏摩耗してしまっていました(わかり難いかもしれませんが、内壁が凸凹になってます)。こうなってしまうと本来の性能は望めなくなってしまいます。
ガス抜け、オイル劣化したまま長期間使ってしまった為に起きる症状です。
そしてNSF100用のOhlinsのTTXショック。ロードバイクのリアショックも数年使用しただけでも、この様に劣化します。
ではメンテナンス時期の目安は?分かり易い判断としては…
画像の様にバンプラバー(ボトムアウトバンパー)が劣化し割れている場合は早めに処置が必要です。ガス抜け、ダンパーのヘタリの症状が重く出ている目印になります。
本来はこうなる前にメンテが必要ですね(^^;
ロードバイクの場合、理想は1万キロ以内に一回。最低でも2万キロ以内にはオーバーホールする事をお勧めします。
画像はCB400SBです。ゼファーなんかも同じなのですがツインショックの場合、よじれがあるのか?モノショックと比べるとオイル漏れトラブルやヘタるスパンが短いと感じます。
少しずつ劣化していきますので気付きにくいと思いますが、長距離ツーリング等でお尻が痛くなり易いとか症状が出始め…なんかポヨンポヨンする様になってきたとか。
その辺がメンテナンス時期だと思って頂いて結構です。
そしてオーバーホールに関してですが、オイルシールやダストシール、ガイドブッシュやピストンバンド等の基本的な消耗パーツ交換は勿論、最後の仕上げが重要になってきます。
画像はCBR1000RRのリアサスです。
消耗パーツ交換後に専用のポンプでオイルを充填しつつエア抜きを行います。この工程は重要で、きちんとした性能を発揮させるには必要不可欠になります。
それと忘れてはいけないのが、ショックアブソーバーだけでなく、スイングアームやリンクレバーの状態も大切です。定期的にグリスアップ、必要に応じてベアリング類の交換も忘れない様にしたいですね。