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クロスカントリーの苛酷さ(^-^;

yz125xです。オーナー様はクロスカントリーのレースで活躍されております。

フォークを分解してみると・・・片側のフォークカードリッジ内部のオイルが抜け切っていました💦

念の為、フォークダンパーをオーバーホールしました。

逆側のフォークを分解してみたら・・・フォークダンパー内を加圧しているスプリングが折れていました(+_+)

中々見ない症状ですが・・・この状態ですと左右共にダンパーが効いていない状態だった筈です。

恐らくギャップを超えるたびにフロントが暴れていた中を走行していたんじゃないかと・・・。

各部を修理して組み上げます。

リアショックは大きな損傷なかったのですがオイルがハンパなく汚れていました(^-^;

今回はフォークアウターも変形していた為、交換しました。

これできちんとサスペンションが仕事してくれるようになったので今年も頑張ってください!

リアショックのオーバーホールの重要性

DR250Rの純正リアショックです。

分解してみると・・・オイルとガスは抜け切っていました(^-^;

こうなるとコイルスプリングの固有振動を抑えられなくなり、リアホイールが振動し続け、運転どころではなくなり大変危険です。

そしてリアショックの内部にも多大なダメージを負う場合があります。

ショックボディ内壁(シリンダーボディ)がガタガタになってしまったり、ピストン周りにダメージを与えてしまい、修理もできなくなってしまう事もあります。

このショックはショックロッドガイドの摩耗だけで済みましたが・・・(^-^;

純正品でもメンテナンス可能なリアショックも沢山ありますので、定期的なメンテナンスをお勧めいたします。

ワークスマシン?TZ750 サスペンション(フロントフォーク)

前回から続きましてTZ750のフロントフォークです。

旧タイプのフロントフォークではありますが、オイルロック部分や各オリフィス部分に工夫が凝らされています。

勿論、純正部品はありませんので・・・各部を加工したり、現行品が使えるように工夫が必要でした。

ワークスマシン?TZ750のサスペンション(リアショック)

1974~1980年頃まで製造されていたと思われるTZ750です(画像はYAMAHAさんのHPから拝借)。

2STの4気筒。市販レーサーの位置づけらしいのですが、噂ではワークスマシンをそのまま販売していたとか、ないとか????

ワクワクしますね~(^^♪

ハイ。リアショックを展開した画像です。

後期型のモノショックになったTZ750です。モノショックを搭載した世界初のマシンはMXマシンのYZ250で、YAMAHAはそのあたりでも当時は群を抜いていたようです。

公道仕様のDT250のモノショックも、そうだった記憶してるのですが、TZ750も現在のショックアブソーバーとは違い、フレームの一部として組み込まれていた感があります。

ロッド径は見た事もない太さです(^-^;

オーバーホールのご依頼が来た時、正直ビビりましたがDTの経験があったので挑戦する事にしましたw

恐怖よりも興味の方が勝ってしまい・・・やってみることに(勿論お客様と相談の上ですよ)。

若い頃に先輩から聞いてはいたのですが・・・オリフィスがジェット式になっていて、キャブレターの様にジェット交換でセッティングするんだ・・・それは本当でした( ゚Д゚)

しかもピストンは二段式で、伸び側と圧側をなるべく分けて減衰圧が発生するような工夫が見て取れます。

しかし、やはりオリフィスの制御だけではダメだという事がわかり、シムスタック式になっていった・・・と言う訳です。

人に歴史あり!マシンに歴史あり!ってことですね~(;・`д・´)

当たり前ですが、当時の純正パーツはありませんのでオーバーホールするには工夫が必要になってきます。

シールヘッドは作り直して、ロッドも歪み修正と再メッキして・・・。

完璧なオーバーホールを目指すんですが、私としてはもうドキドキです💦

完成したショックです。

巨大ですねw