80年代後半のGSX-R1100の純正リアショックです。オイル漏れでデロデロでした。
初のオーバーホールの様でした。30年近い年月を経て初分解です!歴史の重みを感じるぜ!
かなり頑張った感のあるリアショック様でした。
ショックロッドは錆だらけですので、再メッキ工場へ出しました。
本日はここまで~♪
CB400SB(スーパーボルドール)の純正ショックをオーバーホールします。分解前に動作を確認してみると・・・
押し込んだロッドが戻ってきません。
完全なガス抜け状態です。
分解点検しました所・・・
ブラッダ(ガス袋)は変形して傷付き、内圧不足でロッドを保持しているガイドが偏摩耗しておりました。
ブラッダは高圧ガスを再充填しますので僅かな傷でも破れてしまう事がありますので交換必須です。ガイドもロッドを保持する大切なパーツで偏摩耗したままですとシール性が落ちますので交換です。
意外に思われるかもしれませんが、5,000キロも使えばガス圧は低下し始めます。
リザーバタンクの容量は小さく、その小さな容積に高圧ガスが充填されておりますので、ホンの少し抜けただけで一気にガス圧が低下します。
純正リアショックもオーバーホール可能な物もございますので定期的なオーバーホールをお勧めしております。
リアショックユニット、スイングアーム、リンクアーム含めたリアサスペンションのフルメンテを行います。
先ずはリアショックを分解!凄い汚れたオイルが出てまいりましたΣ(・ω・ノ)ノ!
アルミ無垢のボディですのでオイルが劣化し易いのが珠に傷ですね(^^;
ボロボロになっていたバンプラバーは交換です。勿論シール類やピストンバンドも交換します。
ヘタるとバンプラバーにダメージが行きやすくなるのでメンテナンス時期の目安にしていただくと良いかもしれません。
リンクやスイングアームも分解洗浄しグリスアップ完了しました!
ダストシールはひび割れなどが一部ありましたので全て交換し、ピボット部のブッシュも交換しました。
このモデル、ピボット部のブッシュが樹脂製なのもあって一部破損していました。全て正常になり車体に組込んで完成させます。
林道ゲロ系アタックの方は定期的にメンテをお勧めします!駄目だこりゃあ~になってしまう前にご検討下さいm(__)m