YAMAHA WR250Rのサスペンションをオーバーホールしてスポーツ走行性能重視のサスペンションにモディファイします。
初期型で年数も経っておりますのでリアショックだけでなくリンクやスイングアームのピボット部分もメンテナンスする事になりました。
錆は少なく磨きでOKでしたが、各ベアリングのグリスは切れておりました(^^;
綺麗に仕上げて車体に組込みます。
フロントサスペンションも同じく分解です。
ステムベアリングは無事でしたがグリスは切れかかっていました。放っておくと破損しますのでエンデューロやダート走行メインのオーナーさんは1年毎にメンテしてあげて下さいね。
ショックユニット、フォーク共にスプリングを見直してバルビングを変更します。オーバーホールも兼ねて行いました。
ライダー体重を考慮して今回はTGRスプリングを使いました。
公道走行(アスファルト走行)がメインの設計になっているトレール車はスプリング重視のサスペンションになっていますのでスプリングとダンパーを見直す事でダートやエンデューロでの走破性を格段にアップさせる事ができます。
ノーマルのままですと、どうしてもギャップの走破性やコーナリングの接地感がイマイチなのは否めません…。
続きましてフロントフォークです。
リアと同じくTGRスプリングを使います。
内容としてはリアと同じでスプリングレートの最適化とダンパーボリュームアップです。
フロントフォークはリアショックと違い、スピード依存と位置依存を兼ねる仕事を受け持っていますのでバルビングだけでなくオイルボリュームやオイルロック機能・・・沢山の事を考慮して作り上げる必要があります(ちょっと言い方が乱暴ですが)。
こうしてダート走行重視型のスペシャルなWR250Rの完成です!\(^o^)/
林道などのダート走行を思い切り楽しんでいただけると思います。