「サスペンション」カテゴリーアーカイブ

CRF150R、CR85R、RM85のフォークアップグレードパーツ

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アンチボトミングシステム

好評につき、売り切れてしまいましたので追加で製作しました。フォークの底付きを、根本的に解決する為のスペシャルパーツです。

取付けには高度な技術が必要になりますのでパーツの販売のみは行っておりません(旋盤などでカードリッジの一部に溝を掘る必要がございます)。

フォークカードリッジへの取付費用込みで¥35,000(税別)です(フォーク分解費用は別途)。

試作フォークパーツ

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オーバーホール
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試作ロックリング

YZ系に採用されている分離加圧型フォークです。後方排気モデルになってから体重65キロ以下のライダーに対応したスプリングの設定が無く、社外品などのソフトスプリングに入れ替える方も多いと思うのですが、そうすると前後バランスが悪くなる傾向があると感じます。何故かフロントが・・・。

オイルボリュームで解決しようとすると硬くて乗れたもんじゃなくなるのでオリジナルパーツを製作してみました。

こんなパーツでも効果があります。オイルロックをガッツリ効かせる為のパーツになります。成功すればメニューに加えようと思います。

 

CRF150Rリアショックのアップグレード

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アルミ無垢のシリンダ
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ショックボディコーティングゥ

ショックボディへのコーティング、オーバーホールのご依頼です。アルマイトの一種で潤滑性に優れるカシマコートを施しました。ショックユニットは抵抗が低ければ低いほど良いのです。

ショックボディと接触するピストンや、ショックロッドと接触するシールリップ部分が大きな抵抗になりますのでボディやロッドにコーティングするのはファクトリーマシンでは常套手段になってますよね。

今回は比較的安価で、尚且つ効果が高いカシマコートのみです。ショックボディやフォークアウターへコーティング可能です。

ショックボディへのカシマコート 1本¥10,000(税別)~

フォークアウターへのカシマコート 1本¥10,000(税別)~

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消耗パーツ交換
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リアショック完成

因みにCRF150R等に採用されているショックボディはアルミの無垢ですのでオイル劣化が早くヘタリ易いです。多くのモデルはここに硬質アルマイトがコートされているのでまだマシなんですが、流石に無垢ですとね…(^^;

硬質アルマイトも摩擦係数が高いのでフルサイズのモトクロッサーのショックボディやフォークアウターへのカシマコートも効果絶大です。

 

 

CRF150Rフロントフォーク底付き改善方法

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フォークダンパー改修

CRF150Rのフロントフォークダンパーを改修しました。底付きを改善する為にアンチボトミングシステムを製作して取付けます。

リバルブやオイルレベルで改善しようとすると底付きしにくくはなるものの…犠牲になる部分が出てくる。又、根本的な改善にはならない為、痛い所に落ちるとやはり底付きしてしまいます。

それを改善する為の部品を製作して機能を追加すると言う選択肢が出てきます。それがアンチボトミングシステムです。

製作取り付け費用は35,000円(税別)です。(フォーク分解費用は含みません)。

 

XR250Rのリアショック修理

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分解洗浄
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パーツ交換組立

いつもありがとうございます。本日はXR250R(ME06)のリアショックのメンテナンス(修理)の模様です。

ショックロッドには錆が発生しておりましたので再メッキにて再生して組上げました。古いモデルですのでシリンダー内壁が偏摩耗している事も多く、この辺りも点検が必須で場合によっては本来の性能を取り戻せなくなっている物も見受けます(このショックは大丈夫でした)。

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シール類やピストンバンド、ブラッダを交換し砕け散って無くなってしまったボトムアウトバンパーを新たに取付けます。

非常に重要なエア抜きは真空ポンプを使って完全なエア抜きを施して完成させます。

 

ZRX1100用のオーリンズ ツインショック

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分解洗浄点検
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組立

今日から通常営業中です。よろしくお願い申し上げますm(__)m

ZRX1100用のオーリンズのツインショックをオーバーホールしました。左右共にロッドが酷く錆びていましたので再メッキを施しました。

片側は深い錆でしたので2層メッキを施す必要がありました。そうなると通常よりも高価になります(通常1本10,800円、2層の場合は16,200円)。

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オーバーホール完成

お盆休みを挟みましたのでお時間が掛かってしまいました。真空ポンプで仕上げて完成しました(‘◇’)ゞ

 

YZ125のリアショック メンテナンス

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分解洗浄点検
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消耗パーツ交換組立

ヤマハYZ125のリアショックをオーバーホールします。ボトムアウトバンパーは無くなっている状態です。このボトムアウトバンパーですがリアショックの位置依存性能を司っている部分ですので重要なパーツになります。

分解洗浄して各部を点検。消耗パーツは新品に交換して組上げていきます。古いモデルですがシリンダーやショックロッドに異常なく消耗品の交換だけで済みました。

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オイル充填エア抜き
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完成

オイルを充填しつつエア抜きする装置で仕上げていきます。

 

CBR600RRのサスペンションメンテナンス(カスタマイズ)Fフォーク編

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フォークダンパー分解洗浄点検
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スプリング比較

いつもご愛読ありがとうございますm(__)m前回からの続き、CBR600RRサーキット仕様車のメンテナンス&カスタマイズの作業の模様です。

ショックはユニットをオーリンズに交換しましたが、フォークはスプリングをオーリンズ製に交換してメーカー指定のセッティングに変更しました。

ホンダSTDセッティング指定と違いOhlinsのマニュアルに従ってオイルレベルとオイル粘度を変更して組上げました。後はいつも通りの内容でオーバーホールしました。

内容としてはフォークダンパー分解点検。必要に応じて消耗パーツを交換し、インナーチューブは研磨して組上げます。フォークダンパー内を分解点検するのが肝で、減衰圧を発生させる部分の洗浄も行い新品時の性能を取り戻す大切な 工程になります。

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フォーク完成
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車体への組付け

オーナー様のご希望でストロークセンサー取付&SKFシールにアップグレードしました。フォークにストロークセンサーを取り付ける場合、オイルレベルの寸法が変わってきますので注意が必要です。

リアショックと違いストロークセンサーは見えてますね~(*´ω`)セッティングの手助けになるセンサーなのでご希望の方はお気軽にお申し付け下さい(オーバーホールと同時のご依頼の場合は無料です)。

CBR600RRのサスペンションメンテナンス(カスタマイズ)リアショック編

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作業前
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分解洗浄

CBR600RRのサスペンションのメンテナンス&カスタマイズのご依頼です。オーナー様はサーキット走行メインとの事で、中古のオーリンズショックをオーバーホールしノーマルショックと交換。フォークはO/Hのついでにオーリンズのスポーツスプリングに変更します。

先ずはショックから取り掛かりました。

非常に良い状態です。ボトムアウトバンパーやガイドブッシュ、チタンコートされたロッドも綺麗な状態でした。

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ダンパー完成

ですが、シムスタックの周辺やコンプレッションアジャスターまわりのオリフィスには汚れが溜まっておりました。減衰圧を発生させるエネルギ―が「伸び」と「圧」が変換される時に一番負担のかかる場所だと思うので汚れるんだと感じます。

今回、オーナー様のご希望でストロークセンサー(Oリング)をロッドに取り付けました。

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ショック長の調整

こちらのオーリンズはエンドアイの長さが変更できる物ですので、先ずはノーマルと同じショック長になる様に長さを調整して組付けました。

セッティングのベースになる部分ですのでノーマル寸法から始めるのが健康的です。

こうやってノーマルと並べてみると面白いですね。スプリング長とストローク長、スプリングのセット位置等…設計思想に違いがある事がわかります。

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ショック取付後

ショックを取り付けてみると…せっかくのストロークセンサーが殆ど見えませんね(T_T)