いつもご愛読ありがとうございますm(__)m
RMX250Sのリアショックをオーバーホールしました。分解洗浄してゴミチリ混入混いない様に細心の注意を払いながら組立ていきます。
今回は定期的なメンテナンスですが、オーナー様のご希望で若干の仕様変更を施して完成です!
90年代初頭のCR250Rのリアサスペンションをオーバーホールしました。スイングアームやリンクアーム、ショックアブソーバーをひっくるめてリアサスですので全てメンテしました。
古いモデルではありますが、この頃のメーカーの「本気」さを感じますね。小さなパーツ一つ取っても、現代の物よりコスト掛けてるな~って部分がチラホラあるんですよね。
こう言った現代のバイクにおいて省略されてしまっている部分って言うのがアップグレードの参考になったりします。ホントですよ。
ついでと言っては何ですが、オーナー様のご希望でステムのメンテも承りましたので分解しました。グリス切れを起こしてはいた物の錆や打痕はなく、洗浄とグリスアップだけで大丈夫でした。
マシンとの付き合い方と言うのは人それぞれで、最新型を乗り継ぐ方も居ますし、気に行ったマシンに永く乗られる方も居ます。最近思うのですが最新型のレーシングマシン=最高のレーシングマシンとは限らないんじゃないかなーと。
メカニックとして新しい機構には興味があるし乗ってみたいと思うのですが、古い物から学ぶ事も沢山あったりするんです。その時の社会情勢によっても変わってきたりしますよね。
ベトナム戦争時のギブソンやフェンダーは駄目とか、85年~95年位のグレコとかフェンダージャパンは凄く良いよ、とかね。オービルbyギブソンなんてのもありましたが。
素材として料理するにしても素性の良いマシンであれば比較的簡単ですが、現代のあまりにも省略されたマシンは残念ながらユニット毎交換してからリセッティング・・・みたいな?半疑問形~。
例えばMD30のXR250は空冷エンジンで鉄フレームです。では、アルミフレームで水冷エンジンのWR250RはMD30より乗り易いでしょうか?例えばさらに古いME06と比較したら???
吊るしのままではMD30にも問題点は沢山あるんですが、手を入れる箇所が比較的少なくて本領を発揮できる部分ではMD30に軍配が上がります。空冷の軽さ、それに余る足回りの素性の良さがオフロード走行では楽しく走れたりするんです。実はアルミフレームの方が重かったりするんですよ。水冷エンジンの方が重量増しな部分もある訳です。
何もWRが駄目と言っている訳ではなく、進化とは何か?ってのが社会情勢で進化の意味が変化してしまうって所に付き合わねばならないって部分で、それがチューニングやカスタムの難題になっちゃってるんです。難しいよね~真実を求めるってのは。
ユーザーの方々はそれが今の正しい答えなのだと常に押しつけられているのが現状なのであります。
要らない物が多すぎる~♪要らない物が多すぎる~♪
真実の上に成り立つ本当のバイクに乗っていたい。ただそれだけなんです。
いつもご愛読ありがとうございます。RM85のリアショックをリバルビング&オーバーホールします。オーナー様はモタードで使用しているそうで、ダンパーボリュームの不足を感じていました。
ミニモトクロッサーでモタードを楽しまれている方は多いと思います。勿論フルサイズモトクロッサーも同じですが、先ずはスプリングの強化が常套手段になると思います。しかしながら、モタードで最適なハードスプリングを装着すると、ダンパーのボリュームが不足してしまいます。
本来ベストな状態にするには色々と手も掛かりますし資金も掛かるんですが…手軽にモタードで遊ぶにはスプリング強化&ダンパーボリュームの見直しは必須かな?と思います。
オフロード走行では必要な部分がモタード走行では邪魔になる部分を排しながらダンパーボリュームを見直すバルビングにして組上げました。ガス抜けや各部の劣化も確認できましたのでオーバーホールしただけでも劇的に良くなるのですが、リバルブでそれ以上の効果を発揮します。
スズキのRF900用Ohlins Shockです。ボトムアウトバンパーが砕けオイルが漏れてしまっております。国産サスペンションメーカーと違い、シール性を犠牲にしつつフリクションロスが低くしているので、漏れやすいと言えば漏れやすいと思います。
しかしながら国産メーカーの物は、漏れにくい故にメンテを怠りがちになる事が多いと思います。フロントフォークも同じですが漏れていなければOKと言う訳ではないのです。
ある意味、ガス抜けしたりヘタるとオイルが漏れてくるオーリンズ等のスポーツショックはメンテナンスの時期を教えてくれるのだと思います。
いつもご愛読頂き誠にありがとうございます。今回はセロー225のリアショックのオーバーホール修理の模様です。
ショックロッドには大きく錆が発生しオイル漏れの状態でしたのでロッドを再メッキ処理しました。綺麗に再生されたロッドを組込んで完成させます。
この手のショックにはガスの注入口が無い為、新たに設置する必要があります。ヤマハ製のショックはシール類の入手が困難ですので汎用のシールヘッドを用いて寸法合わせを行い、組上げます。
CB1300SFの初期型です。この当時、気合の入ったCB1300SFだったと記憶しております。ホンダさんの「初期型が一番高性能!」と言う定説通りのマシンです。
初期型以降はコストダウン型になっていく営業理念なのか???最近は初期型からしてコストダウンが目立ちませんか?新生アフリカツインは大丈夫なのでしょうか?買えませんが(^-^;
CRF250Lとか残念なマシンが目立ちますよね・・・。このままでは国産メーカーはBSAやトライアンフ、ノートンと同じ運命をたどる事になると感じてしまうので御座います。
個人的なレビューですので気にしないで下さいまし。そうそう、話を戻しましょうね。
アイドリングが不安定で、吹かすとプスンプスンとクシャミをします。生ガスが吸気ポートから吹き返しています。キャブ車ですのでキャブレターを疑いがちですがこの場合は燃焼室の気密性不良やバルブタイミング不良を疑います。
先ずはクリアランスを点検してみると・・・詰まってました(^^;バルブクリアランスを適正に調整します。4気筒のツインカムですので調整箇所は16カ所になります(;^ω^)
これがヘッドのフルオーバーホールとなると大変な出費になりますが今回は調整だけで済みそうです。
バルブクリアランス調整のその上で、4連キャブレターのバランスを点検します。俗に言う同調ですね。見事にバラバラでしたのでこちらも適正に調整しました。
アイドリングは安定し、エンジンの吹け上がりも軽くなりました。エンジン、シャーシ、サスペンション、やっぱりバランスが重要なんだといつも実感します。
毎度ご愛読ありがとうございます。いよいよジョニーズファクトリーにフライス盤がやってまいりました!コスモキカイのFK500型です。卓上の物にしては高剛性でハイパワーです!ちょいと使ってみましたがミニフライスとは思えない位の切削力でしたΣ(・□・;)
さてさて本題ですが、WP製のリアショックのリバウンドアジャスター。鬼門ですね(^^;
永らくメンテしていないと画像の通り錆びて動かなくなってしまいます。この部分は外径側にOリングが入っていないのです。
ですのでOリングが装着できる様に旋盤で溝入れを行い防水性高めます。
些細な事かもしれませんが大切な部分です。マディ走行や高圧洗車機を多用する場合は必須項目だと思います。
WPショックをオーバーホールする際にはプラスアルファの金額で施工いたしますのでお気軽にご用命くださいm(__)m
WPショック、リバウンドアジャスター防水加工⇒2,500円(税別)ショック分解オーバーホール費用は別途かかります。
前回からの続きなのですが、実はオーナー様からFブレーキの動きが悪く点検する様ご用命いただいておりましたのでキャリパーを分解してみました。
あれれ?何か変な物体が出てきました(;・∀・)
黒いぶにょぶにょした物体…塗装の剥がれカスじゃないか?まさかバンジョーボルトの塗料?そこはアルマイトじゃないの???
頭の中に疑問符が沢山湧いてきます。ブレーキフルードに侵され難い塗料ってのも存在しますが・・・侵されてるし。ええーい!分からんので剥離剤に漬けてみましたよ、もう。
結果は画像の通り塗装でした。剥がれた塗膜がピストンシールやオリフィスに付着して動きを悪くしていた様です。各部を綺麗に洗浄し組上げます。
メッシュ製のブレーキホースでは有名なメーカーの物なんですがちょっとこれではお客様にお勧めできませんよー。困ったなぁ。