前回の続き、リア編でございます。オーナー様がリンク周りやスイングアームのメンテは行っているとの事で弊社ではRショックのみのオーバーホールをご依頼いただきました。
走行距離は14000キロ弱です。状態は良好ですがガス抜けとオイルの劣化が見られました。気付かぬうちに劣化していくものです。
ガス抜けは路面追従性が低下します。オイルの劣化は減衰圧性能が低下します。
つまり、『前に進む』『止まる』『曲がる』性能が低下するって事なんですよね。
前回の続き、リア編でございます。オーナー様がリンク周りやスイングアームのメンテは行っているとの事で弊社ではRショックのみのオーバーホールをご依頼いただきました。
走行距離は14000キロ弱です。状態は良好ですがガス抜けとオイルの劣化が見られました。気付かぬうちに劣化していくものです。
ガス抜けは路面追従性が低下します。オイルの劣化は減衰圧性能が低下します。
つまり、『前に進む』『止まる』『曲がる』性能が低下するって事なんですよね。
ヤマハのWR250Xのサスペンションをオーバーホールします。フロントフォークは勿論ですがステアリングステムもメンテしました。
走行距離は約14000キロ程度のWR250Xですがステムベアリングはグリス切れ寸前でした。打痕極少で錆は無かったので洗浄して新たにグリスアップします。
フォークを取外し、ステムを分解する為にハンドルまわり等を外していると、あれれ?色々な部分のボルトが緩んでおりました。ボルトが無くなっている部分も…(>_<)
ですので、そう言った部分はきちんと直して組上げます。特にフロントサスペンションはトップブリッジとアンダーブラケット(三つ又)、クランプ部分のトルクやフォークの取付方を正確に行わないと作動性だけでなく操安性にも影響を及ぼします故。
YAMAHAのWR250Fのリアショックのオイル漏れ修理です。オイル漏れの修理とは言ってもオーバーホールと同じ内容になります。
オイル漏れ、ボトムアウトバンパーの砕け、ガス抜け、オイルの劣化が見受けられました。
こうなってしまうと本来の性能は望めないどころか、ダンピングが得られなくなり、マシンコントロールが困難になってしまいます。
ツーリングユースでも1万キロに1回、レースユースだと1シーズン(1年)に1回のメンテナンスがお勧めです。旋回性能やトラクション性能だけでなくブレーキ性能や乗り心地にも大きく影響する部分ですので。
前回に続き、フロントのサスペンションもメンテナンスしました。分解していくと…あれれ?アンダーブラケットのボルトとアクスルシャフトが曲がっていました。なので追加で手配して、ベアリングと一緒に交換する事に(>_<)
ステムはレースやベアリングに打痕や錆もなく良好な状態でした。綺麗にして新たにグリスを塗り込んで組上げました。
フォークダンパーはさすがに4年経過してますのでフォークオイルはデロデロでした(^^;
インナーカードリッジも分解して徹底的に洗浄し、消耗したパーツは交換し組み上げました。この頃のミニモトクロッサーはシムスタック式ではないのですね。KX85になってからも14モデル以降からシム式になったんじゃなかったっけ???
どちらにしてもミニKXはフォークの伸び側の調整機能が無い為、リアのセッティングをずらすと途端に乗り難くなってしまう場合があります。恐らくはコストの問題で省略されているので改善したい部分です。
車体のピッチングを抑えようとリア側のダンパーを強めていくと、ひっくり返りそうになるんですね。これって何なの???って思うよね。本来ならフォークの伸び側の調整が付いてれば、そんな事にはならないのですよ。
即ちリア側もノッチは付いてますが調整範囲が無いんですね、この構造だと。ショックがヘタった場合の帳尻を合わせる為の物としてしか機能せんのですよ。とほほほほ~。
ですのでオーバーホールを怠れないモデルなのですねぇ((+_+))
3、4年前にジョニーズファクトリーでオーバーホールしたKX80のサスペンションをオーバーホールです。先ずはリアから。
さすがに3~4シーズン使いこまれてますのでリアショックは抜けてました(^^;
ミニモデルはフルサイズと比べてフォークもショックも容量が小さいのでメンテスパンは短くなります。必然的に。
今回はサスペンションのメンテですのでリンクアームやスイングアームもメンテさせていただく事になりました。
85クラスのキッズ達がフルサイズに乗り変えたとしても同じ様に(今まで以上に)消耗するマシンをみていると、ライダーのレベルが上がる事でもメンテスパンが短くなるのだなーとも感じます。
高性能なマシン程、そのバランスが崩れるともろい物で、ミニモトクロスはその最たるマシンではないでしょーか?手軽に遊べるマシンではあるのですがちょっと気を抜くと・・・みたいな。
そんな事を考えていたらウチのCRF150Rもメンテしなければ!と気付きました(^^;
永らくメンテできてないよ((+_+))
2016年も何卒よろしくお願い申し上げますm(__)m今年もジョニーズファクトリーは新しい事に色々と挑戦して成長し、オーナー様のご要望にお応えできる様精進していきたいと思っております。
さて、2016年年初めのお仕事はKDX200SRのリアショックのオーバーホールでした。古めのモデルですが比較的綺麗な状態でオーナー様が定期的に整備している事が覗えますね。
いつも通りの作業なんですが、気を抜かず細心の注意を払って仕上げていきます。チューニングと違い、ルーチン作業ではありますが・・・実はルーチン作業って重要なんですね。いくら凄いパーツを奢っても、チューニングを施しても、このルーチン作業を怠るとアウト!になっちゃうんですよね。
性能を発揮させる為の最重要項目だと思います。こう言った部分を手を抜かずにメカニック・チューナーとして精進していきたいと思いますm(__)m