イントルーダー800のホイールです。組み上げて芯出しをします。
元々の状態です。スポークが折れてガタガタになっていました。
今回はハブ周りも全て新品に交換しました。
色々とパーツを混ぜ合わせ、一部ワンオフ製作された部品で構築されているフロントフォークのメンテナンスを承りました。
アンダーブラケットはアルミ削り出しで、フォーク延長キットが付いています。
内部のフォークダンパー(カードリッジ)はNSR?ZXR?・・・。
制作されたショップはもう無いそうで相談を受けまして・・・何とか対応できそうでしたので承った次第ですw
何も問題なく作業できそうでしたが・・・イニシャルアジャスターのパーツが変形破損していました💦
メーカーに問い合わせた所、すでに生産終了との事で折れてしまった部品を削り出して修理しました。
どんな内容なのか?全く不明でドキドキしながら作業しましたが無事にメンテナンス完了できました!
分解しながら点検してみると・・・フォークダンパーからオイル漏れとエア混入していました。
分離加圧型の場合、内部のフォークダンパーが性能の要ですので、こう言った場合は別途修理が必要です。
画像は片側だけですが、左右共に同じ症状でした。
今回はコンプレッション側に社外パーツが組み込まれていたのもありますが・・・分離加圧型のフォークは意外と繊細で同じ様な症状になってしまっている物をよく見かけます。
エア加圧の部分をスプリングで加圧しているのでスプリングが折れていたりと・・・。
耐久性だけを考えると構造的には仕方ない事だと感じますが、何と無く・・・まだガス式のブラダやフリーピストン式の方が安定するんじゃないかと思います。
ただエア抜き作業に専用の装置が必要にはなってしまいますが、ちょっとトラブルが多過ぎな感じがあるんですよね。
この分離加圧型フォークで市販公道車に初めて採用したのがDRZ400SMなんですがダンパーが大抵壊れてて・・・コマッチング💦