RTL250F/260F/300Fの軽量化

HRCのトライアルバイク RTLや、モンテッサのCOTAのエンジンハンガー(ダウンチューブ)を肉抜きして軽量化しました~。

装着するとこんな感じになります。

実験マシンなので目測でエンドミルで削りました。

車体の軽さは単純にサスペンション動作性やコントロール性を向上させます。軽量化はサスペンションの動作性においては『一理あって百害無し』と言えます。

逆に車重増加はサスペンションやマシンのコントロール性を悪化させるので気を使うべきだと思います。悪戯にガード類を装着すると車重を増加させてコントロール性を失い、逆に転倒破損し易くなる・・・軽さだけを求めてガードを怠れば転倒時の破損リスクが高くなる・・・。

相反する部分ですので、ガードすべき部分(破損したら帰ってこれなくなる大切な部分とか経済的に痛い部分とか)とライダーの仕事によって破損させずに済む部分を分けて的確にガード類の取付と軽量化をバランス良く行う事が吉だと思います。

又、軽量化する場所によっても効果の大小があります。バネ下重量や車体中心部分から離れれば離れるほど重量の増減によっての影響が大きくなります。

フロント側はハンドル周り、リア側はマフラー周り。ここは効果が大きいです。逆に重たくすれば悪化するのも効果大(^^;

良く考えてガードを選択しましょう!

ガードし過ぎ(守り過ぎ)て結果、車重が増加しコントロール性を失い、転倒破損するリスクが増える。⇒本末転倒

軽量化し過ぎて破損のリスクが高くなりレース等で完走できず・・・⇒本末転倒

ワークスチームではない一般ピーポーの永遠のテーマですねぇ(^_^;)

ついでだったのでチェンジペダルも肉抜きしました。

RTLやCOTAに関して「サスの反応は鈍重で外車の様なダイレクト感がなくて・・・」なんて話をよく聞きますし、そう言ったチューニングをサスペンションユニットへ施すのも定番らしいのですが・・・RTLやCOTAは4STエンジン搭載のアルミフレーム車ですので、クロモリフレームに2STエンジン搭載のGASGASやBETA等とは根本的に違うんじゃない?と考えています。

親切な方に2STクロモリフレームのトラ車を拝借して比べる機会も多々ありまして。大変興味深く、残念ながら外国のトラ車は乗っていて楽しいです。反応が良く素直にコントロールできる感じがありました。ホントに軽い感じなんですよね。

つまり車重が重たいRTL (アルミフレーム+4STエンジン)に、車重の軽い外車(クロモリフレーム+2STエンジン)の様なダイレクト感を求めて、サスペンションユニットだけに機敏さを求めてしまうと間違った方向へ行ってしまうんじゃないかな?と疑問が出てきます。

サスペンションユニットの反応を向上させただけのRTLに試乗する機会も何度か与えて頂いたんですよね。STDを超えているとは到底思えない!何これ?何か違うなあと言う物もありまして・・・(^^;

初心者だからこそ分かる部分ってあるんですよね。

兎に角今は、ライダーからの聴取と実践が真実を見出す一歩だと感じております。

スゲーRTLを作りてえなぁと言った所です。

 

 

 

 

KTM 690エンデューロR WPフロントフォークのオーバーホール

KTMの690ENDURO Rのフロントフォークオーバーホールしました。右側のインナーチューブには、かなり大きな傷が付いていましたので新品に交換しました。

逆側は研磨して組込みます。

カードリッジダンパーも分解して洗浄点検。各部のO-ringやピストンバンドも交換しました。

完成です!

YAMAHA WR250Fのサスペンション(フロントフォーク)

前回のリアショックに続いてフロントフォークに取り掛かりました。

オイル漏れは起こしていないものの…フォークオイルがコーヒー牛乳と化しておりました( ゚Д゚)!

うーん…数年間ノンメンテだったのも頷けますね(^^;

各部を綺麗に洗浄して点検していきます。インナーチューブは必ずと言っていい程、小さな傷が付きますので研磨しておきます。

カードリッジ内部は重要な部分が多いので入念にチェックします。

クロモリフレーム期のWRですが、これでまた快適に乗って頂けると思います。

 

YAMAHA WR250Fのサスペンション(リアショック)

いつもご愛読ありがとうございますm(__)m

今回のGWは皆様、如何お過ごしたでしょうか?小生はRTLを日野カンに持ち込んでハードエンデューロコースを走らせに行ってきました。

普段乗っているエンデューロマシンとの違いを嫌という程味わってきました~(;´∀`)

慣れないマシンでしたが、色々と新しい発見とアイディアが湧いてまいりました\(^o^)/

と、その辺にしといてお仕事再開です!

WR250Fのサスペンションオーバーホールします。先ずはRショックから。

数年間ノンメンテだったようでガス圧低下とエンドアイベアリングの固着、ボトムアウトバンパー劣化を確認しました。

こうなると交換は必須です!

ボトムアウトバンパーですが、先ずは縮んでいきます。その後、砕けていきます。

ショックがヘタってくると徐々に症状が進行して最後には砕け散って無くなっている事もしばしば・・・。

『徐々に症状が進行』

この過程が実は盲点になるんです。ですので定期的にメンテナンスを行う事をおススメしてます。

 

ドカティ モンスター900の純正フロントフォーク オーバーホール

ドカティのM900のフロントフォークをオーバーホールしました。先ずは点検しつつ分解して・・・

洗浄して各部磨きます。インナーチューブは小さな傷が付いている事が多々ありますので研磨しておきます。

消耗パーツは交換しつつ組上げます。

STDデータを元に完成させます。

ストロークセンサーの取付をご希望されていましたので取り付けました。

 

XJR1300の純正オーリンズ リアショックのオーバーホール

YAMAHAのツインショックモデルに採用されているヤマハ製OHLINSのリアショックをオーバーホールします。片側からはオイル漏れが発生していました。

ラバー製のボトムアウトバンパーは、ひび割れし始めていましたので交換です。

オイル漏れ発生から半年程、使用してしまったとの事でしたのでシリンダー内壁の偏摩耗やピストンまわりを入念にチェックしました。

幸運にも特に不具合なく修理できる状態と判断しました。

オイル漏れが発生して暫くの間、走行してしまいますと完全なオーバーホール(修理)が不可能になってしまう事もあります。

シリンダーとピストンが異常摩耗し、ガタが出てしまうと減衰圧不良になってしまうばかりか、オイル漏れが再発し易くなってしまうのです。

リークテストを行い問題なければオーナー様へ引き渡します。

ドカティ モンスター900のOHLINSリアショック オーバーホール

ドカティのモンスター900に装着されているオーリンズのリアショックをオーバーホールしました。

消耗度合いは軽微でしたので今回、ボトムアウトバンパーは再使用しました。

本家オーリンズはスポーツ走行を念頭に設計されております。シール類やピストンバンドなどは耐久性よりも抵抗の少ない事を重要視されたパーツが採用されておりますので交換しました。

また、ダンパー性能を主体として設計されておりますので定期的なメンテナンスを怠るとノーマルショックよりも性能が落ちてしまいますので1年に一度、最低でも1万キロに一度のメンテナンスがお勧めです。

フロントフォーク編へ続く・・・。

ハーレー スポーツスター harley davidson XL1200 純正リアショックのオーバーホール

ハーレーのXL1200の純正リアショックをオーバーホールしました。先ずは分解して点検しました所、ブラッダ(ガス袋)はガス抜けの為、変形してリザーバタンクの内壁に当たって傷が付いていました。

ボトムアウトバンパーは砕けて無くなっていましたので新たに取付けました。

このボトムアウトバンパーはメンテナンスの必要性を訴える部分でもあります。砕けて無くなっている場合、メンテ時期を大幅に過ぎていますので早めにオーバーホールが必要です。

国産のショックユニットの場合、オイル漏れは末期症状です(^^;

綺麗になり機能も取戻し、オーバーホール完成です\(^o^)/

バイク サスペンション プロショップ