KTM 450SX-Fのフロントフォーク

ちょっと珍しい(?)2007年モデルの450SX-Fのフロントフォークをオーバーホールしました。KTMが市販車にクローズドフォークを採用し始めた頃のタイプですね。

とは言っても基本的な構造は変わっておりませんが、スプリング長やオイルロックの寸法なんかが最近のと違ってます。フォークダンパーは真空ポンプでエア抜き。ガスで加圧するタイプになります。

ガスで加圧しているので必ず定期的にメンテしなければいけません。今回は殆どガスが入っていない状態でした。こうなるとダンパーの性能が著しく低下して本来の性能を発揮できなくなってしまいます。

KTM 530EXC-Fのサスペンション

2017年仕事初めでございます。本年もよろしくお願いしますm(_ _)m

KTM 530EXC-Fのサスペンションをメンテナンス修理しました。フォーク右側からオイルが駄々漏れしておりました。フロント周りを分解してみるとステアリングステムの動きに違和感があり、オーナー様に相談して分解してみると・・・。

ステムベアリングが錆び、レースには打痕が付いておりました。KTMの場合、特殊工具が掛からない構造なのでプレスでステムシャフトごとベアリングを抜きます。タガネ等で叩くとアルミのシャフトにダメージを与えてしまう事があります。

続きましてリアショックですが、車体から外してみるとアッパーベアリングが錆で固着しておりましたのでベアリングを交換しました。ロアー側は問題ありませんでした。

ショックも分解してオーバーホールしました。定期的にオーバーホールされているので異常もなく本来の性能を取り戻せました。