先日からの続きです。ハスクのFE450のリアショックを30㎜ローダウンになる様にショート加工してリバルビングを行いました。先日、製作した専用のローダウンカラーを組込みました。
リバルビング(バルビングの変更)と一口で言っても簡単ではありません。例えば、『リアならリアだけ』『フロントならフロントだけ』と言ったそれぞれの動き自体を変更するだけのチューニングならば容易ですし分かり易く動きが変わります。所が!
バイクの場合、前後のバランスを考慮しませんと狙ったセッティングになりません。
例えばリアのトラクションを稼ぎたい場合はリア側だけに原因がある訳ではなく、又フロント側に硬さを感じるからと言ってフロントフォークだけに原因がある訳では無い症状を多々見受けます。
そんなに簡単に解決できる問題jじゃないのよね…。と言う事で。
走行時間は極短ですので再利用できる部品は再利用しました。念の為シール類は交換しました。
スプリングも変更しました。使うシチュエーションやライダーの好みやマシンの持つ癖を考慮しつつ、前後のバランス最適化とトラクション性の向上を狙って仕様を変更する訳です。
総合的にチューニングするにはリアだけ、とかフロントだけと言うのは成り立たないのがオートバイ。
簡単に言うと、フロントがゴツゴツと嫌な感じがする場合、フォークが硬い訳ではない事が多々あるんですね。逆にリアのトラクション性を上げる為にフロント側に改良が必要だったりと、とにかくライダーの話に耳を傾ける事が最低条件ですねぇ。
そして、このFE450に何を求めるか?ココ重要!
と言う訳でフロントフォーク編へ続きます。