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KTM 250SX-F USモデルのサスペンション

ムシムシと暑い日々が続きますが皆様如何お過ごしでしょうか?250SX-FのUSモデルのリアショックと4CSフォークのメンテナンスを行いました。リアショックは初めてのメンテナンスの様子。一つ一つ洗浄して点検して分解していきます。

続きましてフロントフォークです。このWPの4CSフォークなんですが、定期的なメンテが必須なフォークだと思います。複雑な構造(ちょっと変わった構造?)をしてまして、ダンパー内のシール類をきちんと交換してやらないとトラブルが多い様な気がします。

プレッシャタンク内にオイルが侵入して役割を果たせない状態だったり、ハイドロストップ機能が駄目になっていたり…と色々と修理した経験があるもので(^-^;

何年もメンテナンスしていない場合にそんな事になってしまっている4CSをよく見かけます。交換するパーツも必然的に多くなってしまうのが珠に傷なフォークなんじゃないかなーと言った感じでしょうか。

と言う訳で前後共に完成しました\(^o^)/

KTM 150XC-Wのサスペンション ローダウンとチューニング キャブレタのセッティング

2017年モデルのKTM 150XC-Wのサスペンションをローダウン、チューニングします。先ずはリアショック。

NEWシャーシになったEXCシリーズ全般に共通しているオイルロックが強すぎる部分と減衰力が不足している部分を改善する様にリバルブを行いました。この2点が物凄く全体のフィーリングを悪化させていると感じました。フロント側の反応の悪さやフロントに荷重が移っている時間が長いのもこの2点が悪戯してると思います。欧州人の様に体格が大きければ真面に動くのでしょうが、日本人の体格には全く合わないんじゃないかな?

ついでにフィーリングの悪いダブルレートのスプリングもシングルに変更しました。

二枚目の画像。最近のお気に入り、SKF製のダイヤフラム式フリーピストンも組込んでブラッダ式の良い所とピストン式の良いとこ取りも行いました。

そしてフロントフォーク。新採用のWPのXplor48 FORKですが今流行りの左右非対称のフォークです。概ね良好なフォークですが、戻り側の減衰力が足りない感じです。理想はピストン径を大きくしたい所ですがSTDベースで足りない部分を追加しました。

フォークダンパーをショートにして、その寸法に合わせたスプリングを使用しました。アウターチューブはコスパの高いカシマコートを。摺動性を向上させる為のものですが、それだけでなく熱変化を最小に抑え、且つオイルの劣化も防ぐ作用があります。わけの分からないパーツに数万円かけるより、よっぽどやって損はないと思います。

この業界だけでなく、様々な業界でわけの分からないパーツとかサービスを高額で売りさばきトンズラ~する業者が後を絶たず相談を色々と受けるんですがねぇ。17モデルの150XC-WはキャブがTMXが悪い、PWKこそ最高!とか訳が分かりません。

STDのセッティングが日本の競技性格に合って無かったのは確かですが、きちんとセッティングすれば通常の使用において遜色ないです。TMXだって前々からレーシングマシンに採用されている高性能なキャブなんですけどね。

変な重りとか、変な風潮に騙されてPWK買っちゃったりお気を付け遊ばせー♪

フォーク突出し&ローダウンリンクやイニシャル抜き抜きとか、正直言えば短絡的理論にはうんざりします(^^;

 

 

 

KTM PDS Shock ショート加工とリバルブ

WP PDSショックを30㎜ローダウンになる様にショート加工、弾かれる症状を改善する為のリバルビングを行いました。

シリンダー径50㎜&ロッド径18㎜の組み合わせなので減衰力の立ち上がり方が急なのでその辺を緩和する方向+αのリバルブを行います。

今回は、オーバーホールを行ってから間もない状態でしたので消耗パーツの交換は行わずにショート加工とリバルブを施工しました。

リアの跳ね上がりは、リア側の原因だけでなくフォーク側に問題がある場合もありますので最終的にはフォークとのバランスも見ながらセットアップする必要があります。

フサベル TE125のローダウン

フサベルのTE125のサスペンションをローダウン&モディファイ&オーバーホールします!

オーナー様の体格に合わせたスプリングを用意してショート加工、使い方に合わせてリバルブしました。お山仕様との事で柔らかく、そしてリアのトラクションをゼロスタートから得やすい方向に振りました。

スプリングはたまたま在庫してたKTMの中古品を使いましたので色がオレンジです。

今回、フォークはダンパーもフルオーバーホールしショート加工、それに合わせたスプリングを用意して組上げました。フサベルはKTMのEXCシリーズの上級機種の位置付けなのでSTDでフォークにはクローズドカードリッジ式が奢られています。

この後4CSやエクスプローラやエアフォークが登場する訳ですが、メンテナンスさえ怠らなければこのクローズド式が一番安定した性能を発揮するフォークだと思います。

個人的にはMXモデルもエンデューロモデルも採用しなくなってしまったのが残念です。

 

KTM 250EXCのローダウンとモディファイ(フロント編)

前回からの続きです。ローダウンとモディファイを承りましたが、片側のフォークの動きがおかしい???ガギガギと引っかかりながら動きます。分解してみると・・・。

カードリッジのロッドホルダーが大破していました(>_<)

ピストンシムは変形し開きっぱなしになり減衰が全く効いていない状態でした。モディファイの前に修理ですね(^^;

破損していたホルダーは14モデルから対策品に変更されていましたので左右共に交換しました。その他にもプレッシャータンクの強さ変更、ハイドロストップの強化などを行いオーナー様の体格や乗り方に合わせた仕様に変更して組み立てていきます。

スプリングも製作して長さを変更しカードリッジもショート加工しました。

今回、破損していた部分も含めるとかなりの数の部品を入れ替えました。この改修でゴツゴツとする感触や頼りないフィーリングが改善されます。

 

KTM 250EXCのローダウンとモディファイ(リアショック編)

2013年モデルの250EXCを前後共にローダウン&チューンUPします。先ずはリアショックを取り外して分解!シール類や消耗パーツも交換します。

最近お気に入りのSKF製のフリーピストンも組込みます!ブラッダ式とピストン式の良いトコ取りしたアップグレードパーツになります。

シート高にして-45㎜程度になる様にショック長を変更しました。それとオーナー様の体重や使い方に合わせてリバルブしました。それと同時に前後のバランスを変更してリアのトラクションを稼げるようにします。

ですのでフロントの仕様変更も必須になります。

スイングアームとリアホイルにガタがあったので修理しました。ホイルの写真撮り忘れました~(^^;

フロント編へ続く・・・。