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GSX-R1300のオーリンズ ショック オーバーホール修理

GSX-R1300隼用のオーリンズショックをメンテナンスしました。シール類はもちろん、ピストンバンドやブッシュ、各部のO-ringを交換して組上げていきます。

今回はボトムアウトバンパー(ロッド下部の樹脂製のバンパー)に若干ですがひび割れを確認しましたので念の為、交換しました。

特殊ポンプを用いてエア抜きを完璧に行います。ショック内部を真空状態にしてからショックオイルを充填する装置です。この装置でエアを完璧に追い出す事が可能です。

ダンパーを完成させてリークテストを行いスプリングをセットしてオーナー様にお返しします。

ktm 250SX-F WP48AER FORK オーバーホール

WPサスペンションのエアフォークのオーバーホールを行います。左右のフォークシールは決壊してオイルが漏れていました。念の為、インナダンパーもリークテストを行って確認しながら作業を進めていきます。

インナーチューブは傷や錆を確認して研磨しておきます。

ダンパ機能を担っている右側フォークのインナーダンパーのロッドからもオイル漏れを確認しましたのでシール類は交換しました。

消耗パーツを交換して組上げた右のインナーダンパー、左のエアチャンバーにリークがないか?テストをして仕上げに移ります。

KTM 530EXC WPフロントフォークのオーバーホールと色々

前回からの続きです。530EXCのフロントフォークに取り掛かります。作業前に点検してみるとコンプレッション側のノッチからオイル漏れしてました。

そしてリアショックと同様、動きが悪いとの事でバルビング類を点検確認しスタンダードに戻しつつオーナー様の使い方に合わせて改良します!

フォークは無改造でシムの積層変更だけかなあ~と思っていたら、そうはいきませんでした((+_+))

MIDバルブが改造されていました。旋盤で形状を変更されていましたのでスタンダード部品に交換しました。バルビングもハード方向へ積まれていましたのでSTDプラスアルファのリバルビングにします。

改造された後ですと各部の寸法を色々と確認しながら一度STD状態に戻し、そこから最適な状態に持って行くので意外と時間がかかる作業になっちゃいました(*´з`)

かなりガッツリ改造されているので今回は前後共に頑張りました~(^^)/

交換したパーツ類がごっそりですね。

 

KTM 530EXCのリアショック オーバーホールや色々

KTMの530EXCのリアショックをオーバーホールしつつ仕様を変更して欲しいとの事でオーナー様から預かりました。フォーク、ショック共に動きが悪いとの事で確認しつつ分解していきます。スプリングを取外し動きを確認してみると・・・全然動きません( 一一)そんな馬鹿な!

そう、これは2010年モデルまではSXモデルもリンクレスを採用していた時代・・・モトクロスでガンガン使う為リアサスの底付きや不安定さを改善する為のパーツが組み込まれていたのです。そして、それに合わせてバルビングも大幅に変更されていました。

画像のパーツ類一式、ニードルバルブシステムとオイルロックシステムが社外品に変更されてました。もとに戻せばいいだけなんですが、この部分だけでパーツ供給されていないので普通はアッセンブリ交換になっちゃうんですが、たまたま同年式のショックが倉庫に眠っていたので、そちらから取り出しました。

この頃、私もこの辺のパーツに着目して社外品を色々と試した記憶がありますが、どれもイマイチだったような・・・。実はリアの不具合をリア側だけに原因を求めてしまうと大きく過ちを犯してしまいます。逆もしかりです。

今回、STDに戻すだけでなくエンデューロやハードEDでトラクションし易い様なバルビングにして組上げました。次回はフロントフォーク編なのですが何が出てくるか?不安と期待が入り混じる今日この頃でございます。

続く…。

スポークホイール製作

スポークホイールを組みます。リムとハブはカドワキコーティングさんで塗装してもらってます。画像はフロント側ですがリアも同じ様に組上げます。

物はDトラッカーのホイールなのですが組込む車体はフレームからワンオフで製作された車両です。製作者の方から指定されたオフセット量になる様に組みました。

軽く横振れを取り、次に縦振れを取り、また横振れを取りつつオフセットさせていきます。何度も繰り返して芯出しします。仕上げは画像の様な専用のトルクレンチで確認して完成させます。

この作業、ものすごーく地味で集中力勝負なんですが好きな作業です(笑)。ぴたっと芯が出るのが何とも快感だったりするんですよ~。

 

潰れたチャンバ―を修正

250EXCのチャンバーを修正しました。かなりボコボコで歪みも出てしまっています(;^_^A

ジョニーのスーパー肺活量で膨らませます!ぷう~っと。

かなり頑張りました!(^^)!

しかしながらエクボ状に凹んでしまっている部分は中々戻らないんですよね((+_+))性能的には問題ないので勘弁して下さ~い!

日野カントリー オフロードコースにて

いつもご愛読ありがとうございます。先日、Yさんの250EXCのセッティング確認の為、日野カンのハードエンデューロコースへ出かけてきました。

Yさんはリセッティングの結果に満足して頂けたみたいで『すげー登る様になったぜー!』との事でしたが私のマシンはボロボロになってしまいました( ;∀;)

シートはビリビリに破れ左右のハンドガードはバキバキに割れてしまい自己嫌悪に陥りながら帰路に着いたのでした・・・。トホホホホ。

上手な人の練習に付き合うのってホント大変ですぅ~((+_+))

KTM 250EXCのリアショック仕様変更(修理etc…)

「ハードエンデューロで使うから兎に角足付を良くしろ!」との指令を受け-45㎜のローダウンを行ったPDSショックの仕様変更を行いました。今回の指令は「もっと登る様にしろ!」との事なんで色々と考慮した結果、ストロークを活かしたいので車高上げてもいいっすか?と・・・(;^_^A

フォークはうちで造ったスペシャルフォークを組込んでSTDフォークはポイチョ~|д゚)

んでショック長変更と、更にバルビングの仕様変更を行いました~。クロカンなんかのグルグルレースだと殆ど問題は起きないんですが、トライアルテクニックの様なアクションで方向転換したり、より高度な技を駆使する為にはストローク量が重要だったり色々とオーナー様と一緒に勉強させてもらってます。

と言うのも、リンク式ですとこの辺の問題はクリアできるんですが位置依存の強いPDS式ショックはストローク量の余裕が重要になってきます。

特に伸び側の余裕がトライアル的なアクションを行うには大切なんだと言う事を学ばせてもらいました。入り側ではなく伸び側です。ココ重要!

ついで(?)にラジエター修正とカウンターシャフトからのオイル漏れも修理しました。ラジエターはグニャグニャに変形してたのをなるべく綺麗にしましたが…次はもう交換だなぁ。次に曲げたら多分割れます。お願いだからバイクを投げないでね((+_+))

カウンターシャフトのオイル漏れですが、洗車をもっと頑張って下さい!意外と大切なんですよ?マシンを綺麗に保つって事はヽ(`Д´)ノぶー!

 

FZR400の純正リアショック オーバーホール

YAMAHAのFZR400のリアショックをメンテナンスしました。どうやら初のオーバーホールのご様子。分解した形跡は無くオイルは真っ黒です。ガス圧も低下していました。古いモデルですが漏れないって凄い!?

シリンダボディとリザーバタンクを繋いでいるホースにダメージを発見しました。漏れてはいないのですが破れてしまいそうですので交換します。

オーナー様に伺った所、タンクの設置位置を変更したいとの事したので、ホース長を指定の物に変更しました。

リークテストを行って問題なければオーナー様の元へお送りします。