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マジェスティS(150)のフォーク修理

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マジェのフォークO/H

通勤使用のマジェスティS(150)のフロントフォークからオイル漏れとの事で修理のご依頼です。走行距離が嵩んでいますし、勿論全バラして徹底的に綺麗に洗浄してから組上げます。

シンプルな構造のフォークだからこそオイルの劣化が性能に多大な影響を及ぼすのであります(‘◇’)ゞ

 

 

CRF250Rのフロントフォーク修理

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分解洗浄点検
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SKFフォークシール

いつもご愛読ありがとうございます。今日より営業再開でございます!

本日はホンダ CRF250Rのフロントフォークの修理(オーバーホール)の模様です。片側のフォークからオイルが漏れだしています。

オイル漏れの修理ではありますがオーバーホールと同じ内容になります。今回はオーナー様のご希望でSKF製のフォークシールキットを組込みました。私も愛用していますが、色々と斬新な試みのシールメーカーでお勧めです。特にリアショック用のシールヘッドはかなり良いですよ。シール性とフリクションロス低減をものの見事にクリアしています。私は自車のリアショックにSKF製ショックシールヘッドは外せません。

全ては少しでも路面追従性を向上させる為です。この路面追従がバイクをコントロールする上で非常に重要になってきます。モトクロスだろうが、エンデューロだろうが、トライアルだろうが、ロードスポーツだろうが、モタードだろうがジムカーナだろうが同じ事でごぜーやす♪

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フォーク完成(≧▽≦)

と、話が逸れました(^^;

今回のフォークはカードリッジに故障や破損は無く滞りなく作業が進みました。インナーチューブも良好な状態でしたので研磨して組上げました(^^)v

WR450FのリアショックとGWの営業日のお知らせ

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オーバーホール中
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できあがり

WR450Fのリアサス(リアショック)をオーバーホールしました。通常の作業ですね。オーナー様は新車購入から2年使い、リアショックのヘタリを感じる事が多くなった様でオーバーホールのご依頼を受けました。

レーサーマシンはダンパー主体のバランスになっています。オーリンズやWPなどのリプレイス品も同じくです。ですので高性能なユニット程ガス抜けやオイルの劣化等で、性能低下は避けられません。

定期的なメンテナンスが必須になるのですよ~。ワンシーズン(1年毎)にメンテがお勧めです。

誠に勝手ながら、GW中は5月3~8日までお休みさせていただきます。電話でのお問い合わせはお受けできなくなりますので、お問合せ等は  workshop@johnnys-factory.jp までお願いしますm(__)m

YZ250Fのサスペンションのオイル交換

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全バラ
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オイル充填エア抜き

2016年モデルのYZ250Fの前後サスペンションユニットのオイル交換を行いました。新車購入から数ヶ月使用し、レースシーズン到来直前にオイル交換のご依頼です。

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フォークも全バラ

皆様、エンジンオイルは馴らし走行後に交換すると思うのですが、何故かサスのオイルはそのままの方が多い様な気がします。エンジン程ではないにしてもサスペンションにも馴らし走行後のオイル交換は必要です。

エンジン同様に初期の当りが付くと同時にスラッジが発生しますし、意外と汚れます。今回も新車とは思えない程オイルは汚れていました。

こう言った事例を何度も見てるので自分のマシンは必ず馴らし走行後にサスペンションオイルを交換します。

KTM 250EXC-Fのローダウン(フロントフォーク編)

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作業前点検
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メッキ剥がれ

いつもご愛読ありがとうございます。今回は前回の続き、KTM 250EXC-Fのローダウン、フロントフォークに着手しました。オーナー様の体格に合わせて、ショート加工してスプリングも変更します。前後で-40㎜のローダウンですので、どちらにしてもスプリングの長さを変更しなければいけませんので、レート(強さ)もライダーに合わせます。

ローダウンするとネガな部分が出るでしょ?とお言葉を頂いた事があるのですが、弊社でローダウンした車両に乗って頂いた時に、これはネガな部分が無いね!と褒められた事がありました。自分の車両も必ずローダウンするんですが、前後バランスとモデルの癖(弱点?)を把握して改善する方向でローダウンすれば意外とネガな部分が出なかったりします。

モトクロスであればローダウンしたりはしないんですけど、エンデューロやクロスカントリーなんかですと小柄な方は必須だと思います。足が着く事で無駄な転倒が防げますし、それだけでもタイムアップしますからね。

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作業しながら点検

と、話が逸れましたがお預かりした車両を点検しながら分解していきます。フォークのインナーチューブにはメッキの剥がれがありました。今回はオーナー様と相談の元、様子見で再メッキや交換はせずに研磨して組上げる事になりました。本来ならば交換か再メッキが必要でしたが。

ハンドルの動きが重かったのでステムを点検してみると、ボルトがオーバートルクで締め付けられていました(^^;。国産と違ってステムベアリングは思いっきり締め付けてはいけません。念の為、取外しベアリングとレースを点検しました。無事でしたのでグリスを塗り込んで正しく組みつけました。

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カードリッジショート加工
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イニシャル確認

カードリッジをショート加工して、今回用意した長さを適切にしたスペシャルスプリングを使ってショート化します。念の為、イニシャル量(縮んだ量)を確認します。実はこの、スプリングのイニシャル量はサスペンションの動きに凄く影響します。

抜き過ぎても入れ過ぎても駄目で、適量のイニシャルを掛けておく必要があります。リアも同じです。この辺りを大きく間違えているライダーが多く見受けられますね(^^;

それぞれ信じている方法ってあると思うんですが理論的で実践的でなくてはいけません。精神論や雑誌等の噂では良いマシンにはできないと思います。硬いサスに乗らないとモトクロスでは上手くならないとか、エンデューロは柔らかい方が疲れないとか、訳が分かりません。

リジットサス?ほっぴんぐマシーン?ちょっと気〇がいじゃないか?あぁ~言い過ぎたアルヨ!

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完成

今回はローダウンしましたが消耗した部品も交換してオーバーホールを兼ねた内容になります。オーナー様には足付性が良くなり、尚且つ本来の性能以上のマシンになる様にしました。

全てはバランスだと思うのです。

 

YZ250FXのローダウン(リアショック編)

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新車取外しのショック
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ショート加工

フォークから引き続き、YZ250FXのローダウンを行いました。オーナーさんの体格に合わせてショート加工し、スプリングもワンオフで製作しました。FXのスプリングは以前にも作った事がありまして、その時にキャンディーレッドにしたんですね。それが意外と似合うんですよ。

それだけで何かスペシャルな感じが漂うって言うか…。

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エア抜きオイル充填
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完成!

新車取外しの状態でしたので消耗パーツの交換はオイルシールのみです。この辺は念の為です。

後方排気になったYZ系は何故か以前よ腰高感がある様な気がします。特殊なレイアウトなのもあり、タンクからフレームメインチューブがファットで尚且つシート高も高い。下半身での挟み込みも独特ですよね。

シート高が高めでもスリムなシャーシですと足付性も気にならなくなるのですが後方排気YZはその辺りが小柄な方ですと気になると思います。ストローク量がほぼ同じなCRFは小柄でコントロール感も秀逸に感じるのは何故なんだろう?と。

ああ!話が逸れてしまいましたね…(^^;

今回は車高にして-35㎜のローダウンになる様にフォーク、ショック共にショート加工しました。更に前後バランスを見直しライダー体重に合わせスペシャルスプリングを使用して吊るしの状態の弱点を改良し、リアのトラクションを向上させる方向性に仕上げました。

勿論、ローダウンリンクは使いません。レバー比が変わってしまい、本来の設計性能が狂ってしまうからです。

ブロス650のリアサス

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リアサス取外し

レアレアな車両、ホンダのブロス650です。リアサスペンションを分解してメンテナンスのご依頼です!片持ちのスイングアーム、懐かしいですね~。コストのかかりそうな構造です。当時のSS車にも採用されていました。

今回、スイングアーム周りのベアリング部分は分解洗浄してショックユニットはオーバーホールします。

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オーリンズショック
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組立

リアサスの要になるリアショックユニットにはオーリンズが奢られています。ブロスのノーマルがどんなショックが着いていたのか思い出せないです(^^;

同じ片持ちのVFRとかは思い出せるんですが、同じ物が着いてたっけ?あれはショーワのフルアジャスタブルが奢られていましたよね。意外に思われるかもしれませんが現行の国産中型バイクには見られない様な贅沢な仕様です。

バイクって何が進化したんでしょう?コストダウンかな?利益追求型の進化でしょうか?

しかしながら、ユーザーの求める性能も低下してるのでイタズラに高性能で高価な中型バイクを作ってもしょーがねぇ~ってメーカーの声も聞こえてきますね~。

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各ユニット完成!

KAWASAKIのH2Rとか、HONDAのRC213Vとか、貧富の差なのか?求める者と求めない者との差なのか?本気のマシンを知らぬまま、バイクってこんな物だからと分かった様なフリをして真実を知らぬまま、真実を求めぬままやり過ごしていくのか?

真実が知りたくはないか?もっと良い方法があるんじゃないか?明日はもっと良くなるんじゃないか?与えられたモノが全てなのかな?

その想いが進化の原動力なんじゃないかな?利権とか大人の柵に取りつかれていては本当の進化は無いんじゃないかな?

僕はね~日々努力し進化しなければ結果の出せないアスリート(スポーツ選手)が世の中を動かす立場になれる様なシステムになれば丸く収まると思うんですよ。

まあ色々とね。

KTM 250EXC-Fのローダウン(リア編)

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リアサス点検
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WPショック加工&O/H

KTM 250EXC-Fをローダウンします。08モデルです。アッと言う間に8年の月日が経っています。スイングアームのピボット部も点検する為に分解しました。サスを分解していて感じるのですが、この8年の間で大部進化しているんですよね。外見は大差なく感じるんですが中身はカナーリ変わっています。細かく言うと永くなるんで割愛します(^^;

リアショックは分解してオーバーホール&ショート加工してオーナー様の体格に合わせてローダウンしてスプリングの強さも変更します。

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防水加工
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ショート加工組立

リアサス、スイングアームからリアショックユニット、これらを全て点検。KTMのエンデューロモデルの特徴であるPDSショックもオーバーホールです。オーナー様の体格に合わせてショート加工してスプリングレートも変更しオーバーホール。

WPのPDSショックの鬼門であるリバウンドアジャスタ…ノーマルの状態ですと水が浸入し易く錆びて動かなくなることも多々あります。この部分を改修しました。

勿論、リアだけでなくフロントフォークもショート加工します。

フォーク編へ続く…。

 

 

KX65 エンジントラブル?!

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点検中1
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点検中2

エンジンをフルオーバーホールしたばかりなのですが、ゴロゴロ?ガラガラ?と、ちょっと何が鳴っているのか不明な音と振動がするので点検しました。クランクOK。サイドベアリングOK。ボルト類に緩みがないか?うーん…困った事に異常が見当たりません(。´・ω・)?

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腰上

ピストンやシリンダーも異常なくクリアランスも計測してみましたが規定値に収まっています。

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クラッチまわり

唯一、クラッチまわりはオーバーホールしていませんので疑ってみました。バスケット裏のギアに若干ガタはあるものの振動が出るほどのガタか???判断に困りましたが、もっと酷い状態の物も何度も見てますがこれは違うかなと。

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オチ

実は分解しながら各部を点検していたんですが、チャンバーとエンジンブロックが接触していまして、さすがにこれも確信が持てず、念の為、エンジンを分解したんですね(>_<)

接触した状態で振動を繰り返していた様でブロックが削れていました。チャンバーの歪みなのかサブフレームの歪みなのか?それとも両方なのか?そのまま着けると接触してしまう状態です。

何とか接触しない様に組みつけてみると、あら不思議!変な音が消えました~\(^o^)/

念の為、エンジンハンガーボルトを点検してみると…ゆ、緩んでる!(; ・`д・´)キッズのマシンは大人がフルサイズに乗るより意外な事が起きますので点検整備は念入りにしないといけませんね(^^;

とりあえず大した事なくて良かったぁ~(>_<)

 

YZ250FXのローダウン(フロント編)

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カードリッジショート加工
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特注スプリング

YZ250FXをローダウンします。フロントフォーク、リアショック共にショート加工してオーナー様の体格に合わせた完全なオーダーメイドのメニューになります。

先ずフロントフォークから始めました。カードリッジをショート化して、寸法を合わせた特注のスプリングを使いました。レートもFXの弱点を克服する前後バランスになる様、尚且つオーナー様の体重に合わせた物を制作しました。スプリングをカットする方法はレートが狂ってしまうので行いません。

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フォーク完成
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特注ショックスプリング

因みに新車から取外した物なのですが念の為、シールは交換しました。クローズドフォークの場合、インナーとアウターを分解してオイルを完全に排出する必要があるのですね。エアボリュームを油量で管理する構造になっているからなのですが。

フォークを完成させたら次はリアショックに取り掛かります。勿論、ショックスプリングも特注品を使います。

続く・・・。