「サスペンション」カテゴリーアーカイブ

RF900用のオーリンズ リアショックをオーバーホール

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
オイル漏れとバンプラバー砕け
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
分解洗浄

スズキのRF900用Ohlins Shockです。ボトムアウトバンパーが砕けオイルが漏れてしまっております。国産サスペンションメーカーと違い、シール性を犠牲にしつつフリクションロスが低くしているので、漏れやすいと言えば漏れやすいと思います。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
オイル充填とエア抜き
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
ダンパ完成

しかしながら国産メーカーの物は、漏れにくい故にメンテを怠りがちになる事が多いと思います。フロントフォークも同じですが漏れていなければOKと言う訳ではないのです。

ある意味、ガス抜けしたりヘタるとオイルが漏れてくるオーリンズ等のスポーツショックはメンテナンスの時期を教えてくれるのだと思います。

セロー225のリアサス

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
ショックロッド再メッキ
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
組立

いつもご愛読頂き誠にありがとうございます。今回はセロー225のリアショックのオーバーホール修理の模様です。

ショックロッドには大きく錆が発生しオイル漏れの状態でしたのでロッドを再メッキ処理しました。綺麗に再生されたロッドを組込んで完成させます。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
完成

この手のショックにはガスの注入口が無い為、新たに設置する必要があります。ヤマハ製のショックはシール類の入手が困難ですので汎用のシールヘッドを用いて寸法合わせを行い、組上げます。

WPサスペンション PDSショックの防水処理

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
コスモキカイ

毎度ご愛読ありがとうございます。いよいよジョニーズファクトリーにフライス盤がやってまいりました!コスモキカイのFK500型です。卓上の物にしては高剛性でハイパワーです!ちょいと使ってみましたがミニフライスとは思えない位の切削力でしたΣ(・□・;)

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
固着したアジャスター

さてさて本題ですが、WP製のリアショックのリバウンドアジャスター。鬼門ですね(^^;

永らくメンテしていないと画像の通り錆びて動かなくなってしまいます。この部分は外径側にOリングが入っていないのです。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
比較①
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
比較②

ですのでOリングが装着できる様に旋盤で溝入れを行い防水性高めます。

些細な事かもしれませんが大切な部分です。マディ走行や高圧洗車機を多用する場合は必須項目だと思います。

WPショックをオーバーホールする際にはプラスアルファの金額で施工いたしますのでお気軽にご用命くださいm(__)m

WPショック、リバウンドアジャスター防水加工⇒2,500円(税別)ショック分解オーバーホール費用は別途かかります。

D-トラッカーやKLX250のリアショック

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
再メッキ
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
組み立て

KawasakiのDトラッカーのリアショックのオイル漏れ修理です。オイル漏れの修理とは言ってもオーバーホールと同じ内容になります。

ショックロッドには錆が発生していましたので再メッキ処理の後、組上げていきます。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
出来上がり

ダンパーを特殊なエア抜きポンプに繋ぎ、オイルを充填させてダンパーを完成させたらスプリングを装着して完成です。

KLX250も同じタイプのショックユニットが着いてます。工程も同じになります。

 

WR250Xサスペンション(リアショック編)

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
車体から取外し
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
分解洗浄

前回の続き、リア編でございます。オーナー様がリンク周りやスイングアームのメンテは行っているとの事で弊社ではRショックのみのオーバーホールをご依頼いただきました。

走行距離は14000キロ弱です。状態は良好ですがガス抜けとオイルの劣化が見られました。気付かぬうちに劣化していくものです。

ガス抜けは路面追従性が低下します。オイルの劣化は減衰圧性能が低下します。

つまり、『前に進む』『止まる』『曲がる』性能が低下するって事なんですよね。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
エア抜きオイル充填
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
完成

 

WR250Xのサスペンション(フロント編)

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
ステムとフォーク
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
レース確認

ヤマハのWR250Xのサスペンションをオーバーホールします。フロントフォークは勿論ですがステアリングステムもメンテしました。

走行距離は約14000キロ程度のWR250Xですがステムベアリングはグリス切れ寸前でした。打痕極少で錆は無かったので洗浄して新たにグリスアップします。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
洗浄後
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
フォーク分解洗浄
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
フォーク完成!

フォークを取外し、ステムを分解する為にハンドルまわり等を外していると、あれれ?色々な部分のボルトが緩んでおりました。ボルトが無くなっている部分も…(>_<)

ですので、そう言った部分はきちんと直して組上げます。特にフロントサスペンションはトップブリッジとアンダーブラケット(三つ又)、クランプ部分のトルクやフォークの取付方を正確に行わないと作動性だけでなく操安性にも影響を及ぼします故。

 

 

T-MAXのフロントフォーク

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
車体からの取外し
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
分解洗浄
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
完成

ヤマハのT-MAXのフロントフォークを修理オーバーホールしました。左右のフォークから激しくオイル漏れを起こしていました。

T-MAXは普通のビッグスクーターとは違いスポーツ走行に特化した大人のスクーターなのですが、残念な事に廃盤になってます(*´Д`)

フォークを取り外すには外装パーツを外さなければいけません。しかーし!この辺りもきちんと考えられているのでメンテナンス性は比較的良好なのがいいですね。

分解していると、あれ?これってローダウン仕様じゃないの???

危なく通常仕様で仕上げる所でした(^^;

ローダウン仕様の場合、油量やレベルが違いますので注意しましょう。

WR250Fのリアショック

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
オイル漏れ
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
分解洗浄

YAMAHAのWR250Fのリアショックのオイル漏れ修理です。オイル漏れの修理とは言ってもオーバーホールと同じ内容になります。

オイル漏れ、ボトムアウトバンパーの砕け、ガス抜け、オイルの劣化が見受けられました。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
組立最中
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
ダンパー完成

こうなってしまうと本来の性能は望めないどころか、ダンピングが得られなくなり、マシンコントロールが困難になってしまいます。

ツーリングユースでも1万キロに1回、レースユースだと1シーズン(1年)に1回のメンテナンスがお勧めです。旋回性能やトラクション性能だけでなくブレーキ性能や乗り心地にも大きく影響する部分ですので。

TLR200のフロントフォーク

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

ホンダのTLR200、昭和のオートバイです!フォークのオーバーホールでお預かりしました。

年式の割に良い状態でした。徹底的に洗浄してデータの通りに組上げました。これからも末永く可愛がってあげて下さい(*´ω`)

国産の手軽な入門用トライアルバイクは壊滅しており、個人的にも非常に残念なんですよね。私はチャリでトライアルを楽しんでますが…イキナリHRCのRTLシリーズとか、海外のトラ車は敷居が高すぎていけません((+_+))

このままでは競技人口は減少の一途です。なんとかして欲しい所です。