「サスペンション」カテゴリーアーカイブ

CB400SF純正リアショック オイル漏れ修理

CB400SF純正リアショックのオイル漏れ修理を行いました。分解前に点検してみると、ガスは抜け切り押し込んだショックロッドが全く戻って来ない状態でした。

オイルも駄々漏れでしたのでショックロッドは研磨しました。小傷を消す為です。

シール類を交換してエア抜きオイル充填を行います。

左右共に同じく作業を行います。

TZM50のYEC製リアショックのオーバーホール

TZM50用のYEC製リアショックをオーバーホールします。ショックロッドには錆が発生しておりましたので再メッキが必要な状態でした。

YEC(ヤマハ)製のショックロッドの再生には一部パーツ製作が必要になります。

と言うのもロッド内部に仕込まれているニードルを取り出す為に一部削り取る必要がある為です。再メッキの際にニードルに付いているO-ringが駄目になってしまうのでどうしても取り出す必要があります。

そして、削り取ってしまうとニードル位置を保持できなくなるので新にホルダーを製作する必要が出て来ます。旋盤で削り出して準備しておきます。そして、そのホルダーに合う様にニードルも作り直しました。

これで再メッキの準備が整いました~。専門の工場へ依頼して再メッキを掛けますのでもうしばらくお待ち下さいm(__)m

Ohlins Shockの修理

古めのオーリンズをオーバーホールします。油圧のイニシャルアジャスターは動作不良を起こしていて動きませんのでそちらは修理します。

旧タイプの物ですと一部パーツが廃番になっていますので現行のパーツが装着できる様に加工が必要になります。

旋盤でシールヘッドを加工し現行のパーツが使える様にしました。

オーナー様はこのショックをGPZ1000RXに装着されているとの事ですがダンパーボリュームが全然足りない!との事なので全体的にダンパーボリュームを向上させる様にバルビングを変更しました。

油圧のイニシャルアジャスターも修理しました。エア抜きオイル充填を行いました。きちんと作動する様になりました。

アジャスター、ダンパー共にリークテストを行ってからオーナー様へ引き渡します。

XL1200Sスポーツスターの純正リアショック

XL1200Sの純正リアショックのオーバーホールを承りました。スプリングを外してみますと…ご覧の通りダンプラバーが粉々になって溜まっていました。

分解して洗浄して点検してみるとブラッダ(高圧ガスが充填されている袋)に傷が複数付いていましたので交換が必要でした。ガスが抜けておりましたので変形したまま内部で動作していた様です。

と言う訳で完成です!

YAMAHA セロー225の純正リアショックのオーバーホール

セロー225の純正リアショックをオーバーホールします。ダンプラバーは砕け散って無くなっていました。

各部を綺麗にして点検。ロッドは研磨して小傷を消します。シリンダーにはガスの注入口を新設して組立準備を整えておきます。

完成しました~♪

リークテスト後にオーナー様の元へお送りします。

YAMAHA製オーリンズ(ヤマリンズ)の純正リアショックのオイル漏れ修理

XJR1200/1300/400等に採用されているヤマハ製のオーリンズショックをオーバーホールします。左右共にオイル漏れが激しくギトギトの状態でした。

分解洗浄して各部を点検してみるとロッドを保持する為のガイドブッシュが偏摩耗し傷だらけでした。

ガス圧はほぼ0気圧の状態でしたので、内部を加圧出来ない状態で使用してしまった為にロッドを保持できないまま動いていた様ですね(^-^;

ロッドを真直ぐに保持できなければガイドが偏摩耗し、シール性が損なわれてオイル漏れを起こすわけですね。

完成しました!

ガイドを新品にした事でガタが無くなりきちんと動く様になりました。これでまた暫くは快適にご使用して頂けますね!

 

WR250Fのサスペンション オーバーホール(リアショック編)

先日からの続き、リアショックをオーバーホールしました。初のオーバーホールの様です。

年式が12年との事ですので9年程の時間が経過してます。そうなりますとガス抜けは勿論、ダンパーの性能は著しく低下しています。

リア側のダンパー性能が低下しますと路面追従性が損なわれますので、エンデューロや山遊びではスタックし易くなったりします。

ツーリング等ではシットリ感がなくなって長距離移動が苦しくなります。簡単言うとお尻が痛くなります。

オシーリー大切に!!

WR250Fのサスペンション オーバーホール(フロントフォーク)

WR250Fのサスペンションをオーバーホールします。先ずはフロントフォークから着手しました。

と言うのもフォーク内部からカラカラと音がするので追加で修理が必要になる恐れがあった為なんですが・・・。排出したオイルはかなり汚れていました。

フォークダンパーやアウター類も大きな異常はありませんでした。

犯人はこいつでした!左右共にスプリングが縮んでイニシャル不足になり、中で遊んでいました。

イニシャル量が足りませんと伸び切り付近で加圧できなくなりウォブリングやチャタリングの原因になり非常に危険ですので保管方法やトランポへの積載方法には注意した方が良いです。

今回はスプリングスペーサーを用いて適度なイニシャル量になる様にセットし直しました。

フォークシールはオーナー様のご要望でSKF製の物を使いました。

リアショック編へ続く・・・。