「メンテナンス」カテゴリーアーカイブ

ブロス650のリアサス

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リアサス取外し

レアレアな車両、ホンダのブロス650です。リアサスペンションを分解してメンテナンスのご依頼です!片持ちのスイングアーム、懐かしいですね~。コストのかかりそうな構造です。当時のSS車にも採用されていました。

今回、スイングアーム周りのベアリング部分は分解洗浄してショックユニットはオーバーホールします。

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オーリンズショック
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組立

リアサスの要になるリアショックユニットにはオーリンズが奢られています。ブロスのノーマルがどんなショックが着いていたのか思い出せないです(^^;

同じ片持ちのVFRとかは思い出せるんですが、同じ物が着いてたっけ?あれはショーワのフルアジャスタブルが奢られていましたよね。意外に思われるかもしれませんが現行の国産中型バイクには見られない様な贅沢な仕様です。

バイクって何が進化したんでしょう?コストダウンかな?利益追求型の進化でしょうか?

しかしながら、ユーザーの求める性能も低下してるのでイタズラに高性能で高価な中型バイクを作ってもしょーがねぇ~ってメーカーの声も聞こえてきますね~。

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各ユニット完成!

KAWASAKIのH2Rとか、HONDAのRC213Vとか、貧富の差なのか?求める者と求めない者との差なのか?本気のマシンを知らぬまま、バイクってこんな物だからと分かった様なフリをして真実を知らぬまま、真実を求めぬままやり過ごしていくのか?

真実が知りたくはないか?もっと良い方法があるんじゃないか?明日はもっと良くなるんじゃないか?与えられたモノが全てなのかな?

その想いが進化の原動力なんじゃないかな?利権とか大人の柵に取りつかれていては本当の進化は無いんじゃないかな?

僕はね~日々努力し進化しなければ結果の出せないアスリート(スポーツ選手)が世の中を動かす立場になれる様なシステムになれば丸く収まると思うんですよ。

まあ色々とね。

KTM 250EXC-Fのローダウン(リア編)

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リアサス点検
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WPショック加工&O/H

KTM 250EXC-Fをローダウンします。08モデルです。アッと言う間に8年の月日が経っています。スイングアームのピボット部も点検する為に分解しました。サスを分解していて感じるのですが、この8年の間で大部進化しているんですよね。外見は大差なく感じるんですが中身はカナーリ変わっています。細かく言うと永くなるんで割愛します(^^;

リアショックは分解してオーバーホール&ショート加工してオーナー様の体格に合わせてローダウンしてスプリングの強さも変更します。

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防水加工
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ショート加工組立

リアサス、スイングアームからリアショックユニット、これらを全て点検。KTMのエンデューロモデルの特徴であるPDSショックもオーバーホールです。オーナー様の体格に合わせてショート加工してスプリングレートも変更しオーバーホール。

WPのPDSショックの鬼門であるリバウンドアジャスタ…ノーマルの状態ですと水が浸入し易く錆びて動かなくなることも多々あります。この部分を改修しました。

勿論、リアだけでなくフロントフォークもショート加工します。

フォーク編へ続く…。

 

 

旧ハスクバーナ SM510Rのザックス リアショック

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旧ハスクバーナのSM510Rに装着されているザックスのリアショックをオーバーホールしました。

実はハスクが新体制になってから(だと思うんですが)、ショックパーツが全然入荷しなくて困っています。供給をやめちゃったんでしょうかね(^^;

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ノーマルとSKF製の比較
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其の弐

仕方がないので(?)SKF製のシールヘッドを用いてオーバーホールします。最近流行りの高性能シールヘッドです。

各ゴムパーツが一体成型になっており、それによって余計なデッドスペースが無くなりキャビテーションによるエアの混入のリスクが最小限になります。勿論、SKFのゴムシール自体に潤滑性があるのでフリクションロスも最小限になるので、このパーツに交換するだけでもアップグレードになっちゃう訳です。

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出来上がり

OHLINSやWPでは既にOEM採用されてますし、KTMには一部のモデルに標準で採用されてますのでお勧めです。

KTM 350EXC-Fのフロントフォークオーバーホール

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インナーチューブ研磨
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カードリッジ洗浄

KTMの350EXC-Fのフロントフォークをオーバーホールしました。インナーチューブは研磨して表面に付いた細かい傷を慣らします。酷い場合は再メッキ、又は交換が必要になってきますが、研磨で事済む場合が多いです。

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ミッドバルブ

カードリッジ内部も分解洗浄して点検します。画像のミッドバルブのピストンバンド。大抵の場合、交換せずに済むのですが数シーズン激しく使っていると駄目になる事もあります。その場合は交換します。

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WPフォーク完成

こう言った工程を経て完成させます。

KDX220SRのリアサスペンション

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ショックユニット分解洗浄
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ショックユニット組立

KAWASAKI  KDX220SRのリアサスペンションをオーバーホールしました。ショックユニットやスイングアーム、リンクアーム含めてリアサスペンションです。

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ピボット&リンクアーム

ですのでリンクアームやスイングアームのピボットベアリングやシール類、カラーも新品に交換しました。古いモデルですので一部パーツが廃盤になっていました(^^;)

ですがオーナー様の管理が良かったため、再利用可能な状態でしたので事なきを得ました\(^o^)/

ハスクバーナ SM510Rのフロントフォーク

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廃油
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分解洗浄

いつもご愛読ありがとうございます。最近、暖かくなってきてツーリング日和ですが、私は中々出かけられずにおります。店の前を通り過ぎていくツーリング中のバイクを見ては「出かけたいなー」と思ったりしております。はい。

と言う事で、旧ハスクバーナのSM510Rのフロントフォークをオーバーホールしました。マルゾッキ製のフォークですね。

分解しているといつも思うのですが、やはり減衰圧を発生させる要のカードリッジ内部が一番汚れています。

リアショックのメンテナンス

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XR250
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ジェベル250XC

いつもご愛読頂き誠にありがとうございますm(__)m

XR250とジェベル250XCのリアショックですがボトムアウトバンパーは砕け散って、ショックロッドには点錆が発生しています。

2本ともオイル漏れも起こしています。こうなってしまうと完全にダンパー機能が失われてしまいます。更に放っておきますと、オイルが完全に抜けきって、シリンダボディやバルブにダメージを与え、オーバーホールや修理できない状態になってしまいます。

その様になる前に、外から見てメンテ必須状態がわかるのがボトムアウトバンパー(ロッド下部の樹脂製バンパー)の劣化具合です。割れそうになっていたり、変色が激しい場合はメンテ時期を知らせている目安です。

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使い過ぎたオイル

リアショック内部のオイルは数百CC程度しか入っておりません。その少ないオイルでダンピングを発生させ続けていますので過酷な状態に晒されています。3万キロも放っておきますと画像の様なオイルに変化してしまいます。油圧で制御している以上は電子制御のダンパーでも油がこうなってしまえば、アウトです。

とゆー訳で、ジェベルとXRのショックロッドを再メッキに出しました。

 

RMX250Sのリアショックをオーバーホール

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分解洗浄
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オイル充填&エア抜き

いつもご愛読ありがとうございますm(__)m

RMX250Sのリアショックをオーバーホールしました。分解洗浄してゴミチリ混入混いない様に細心の注意を払いながら組立ていきます。

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今回は定期的なメンテナンスですが、オーナー様のご希望で若干の仕様変更を施して完成です!

GPZ900R用のオーリンズ リアショック

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オーリンズ製のニンジャ用リアショックをオーバーホールしました。新品購入して装着、5年経過との事でしたが、比較的傷みも少なく良好でした。

オーナー様のご希望で再利用できそうなパーツも全部交換しちゃって!との事でしたので交換しました。ちょっと高くなっちゃうんですが、その方が気持ち良いですもんね。

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セッティングについても色々とアドバイスさせていただきました。走行フィーリングやスプリングの選定方法など説明させていただきました。

CR250Rのリアサスペンション

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リアサス分解
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リアショックO/H

90年代初頭のCR250Rのリアサスペンションをオーバーホールしました。スイングアームやリンクアーム、ショックアブソーバーをひっくるめてリアサスですので全てメンテしました。

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各リアサスパーツ完成

古いモデルではありますが、この頃のメーカーの「本気」さを感じますね。小さなパーツ一つ取っても、現代の物よりコスト掛けてるな~って部分がチラホラあるんですよね。

こう言った現代のバイクにおいて省略されてしまっている部分って言うのがアップグレードの参考になったりします。ホントですよ。

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ステアリングステムのメンテ
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レースの状態

ついでと言っては何ですが、オーナー様のご希望でステムのメンテも承りましたので分解しました。グリス切れを起こしてはいた物の錆や打痕はなく、洗浄とグリスアップだけで大丈夫でした。

マシンとの付き合い方と言うのは人それぞれで、最新型を乗り継ぐ方も居ますし、気に行ったマシンに永く乗られる方も居ます。最近思うのですが最新型のレーシングマシン=最高のレーシングマシンとは限らないんじゃないかなーと。

メカニックとして新しい機構には興味があるし乗ってみたいと思うのですが、古い物から学ぶ事も沢山あったりするんです。その時の社会情勢によっても変わってきたりしますよね。

ベトナム戦争時のギブソンやフェンダーは駄目とか、85年~95年位のグレコとかフェンダージャパンは凄く良いよ、とかね。オービルbyギブソンなんてのもありましたが。

素材として料理するにしても素性の良いマシンであれば比較的簡単ですが、現代のあまりにも省略されたマシンは残念ながらユニット毎交換してからリセッティング・・・みたいな?半疑問形~。

例えばMD30のXR250は空冷エンジンで鉄フレームです。では、アルミフレームで水冷エンジンのWR250RはMD30より乗り易いでしょうか?例えばさらに古いME06と比較したら???

吊るしのままではMD30にも問題点は沢山あるんですが、手を入れる箇所が比較的少なくて本領を発揮できる部分ではMD30に軍配が上がります。空冷の軽さ、それに余る足回りの素性の良さがオフロード走行では楽しく走れたりするんです。実はアルミフレームの方が重かったりするんですよ。水冷エンジンの方が重量増しな部分もある訳です。

何もWRが駄目と言っている訳ではなく、進化とは何か?ってのが社会情勢で進化の意味が変化してしまうって所に付き合わねばならないって部分で、それがチューニングやカスタムの難題になっちゃってるんです。難しいよね~真実を求めるってのは。

ユーザーの方々はそれが今の正しい答えなのだと常に押しつけられているのが現状なのであります。

要らない物が多すぎる~♪要らない物が多すぎる~♪

真実の上に成り立つ本当のバイクに乗っていたい。ただそれだけなんです。