「サスペンション」カテゴリーアーカイブ

NSF100Fの純正リアショックオーバーホール

NSF100Fの純正リアショックをオイル漏れとの事でオーバーホールします。サーキットで36時間使用したとの事ですが、オイルは激しく汚れ各部、消耗が見られました。

ガス抜けの為、ブラッダ変形は変形し、ピストンバンドは摩耗し外れかかっていました。そしてガイドブッシュは偏摩耗してコーティングが一部剥げています。

例えば全く同じラップタイムのライダーでも、タイヤの消耗が激しいライダーも居れば、消耗が少ないライダーも居ますので一概に走り方が悪いとは言えません。

ライダーは消耗を気にするよりラップタイムを重視する物ですから・・・メカニック泣かせです( ;∀;)

各部を綺麗に洗浄して破損したパーツや消耗パーツを交換します。

オイル充填とエア抜きを済ませ、リークテストをしてからスプリングを元の位置にセットし完成です。

GPZ900R(A6)にA8の足回りを移植

GPZ900Rの足回りを色々とアップグレードします。

A6の車体にA8の足回りを移植するのですが、意外と簡単な様で完全なポン付けは無理でした(^^;

古い車体ですので念の為、ステムベアリング類は新品に交換しました。

リア側はブレーキサポートの厚みが違うた為、ホイルカラーの寸法変更。旋盤で寸法を変更しました。

ゲイルスピードのホイルを使っているからなのか?どうなんでしょうね。こんな時は工作機械に助けられますね。

フロント側はブレンボを装着している為か、全然サポートの寸法が合わず・・・今年中は無理かなぁ(^^;

もうしばらくお待ち下さいm(__)m

DT200R リアショックロッド再メッキ

DT200Rのリアショックのオーバーホールに取り掛かりました。ショックロッドは錆が酷く再メッキが必要でした。

YAMAHAのショックロッドは再メッキの際、内部からニードルを取り出す為に一部を削り取る必要があります。

その為、ニードルを元に戻し位置を保持する為にホルダーを製作する必要がございます。再メッキに出す前に製作しておきました。

専門工場も年末年始のお休みに入ってしまう為、少々お時間を頂きますm(__)m

ジェベル250XC-GPSの純正リアショック オーバーホール

前回からの続きです。

錆びていたショックロッドが綺麗に再生されて戻ってきました。

砕け散って無くなっていたバンプラバー、ガス圧が低下して変形してしまったブラッダ、傷だらけのピストンバンド・・・基本的な消耗パーツは新品に交換して組上げます。

組上げたショックを専用の装置に接続して、エア抜きオイル充填を行い仕上げます。

YZ450Fのフロントフォーク カシマコート

YZ450Fのフロントフォークをオーバーホール&セッティング変更&アウターにカシマコートを施しました。

オーナー様と色々と相談し今回はブラックのカシマコートです。比較的安価で効果の高い(コスパの高い?)アップグレード方法ですのでお勧めです。

一度施せばかなり長い間、効果が持続します。

カードリッジ内部も分解して点検。

そしてフォークシールはSKFを奢りました。

そしてオーナー様と相談の結果、フォークアウターの油量とスプリングを変更しました。

うーん・・・ブラックカシマもかっこいいですねぇ。

XR250Rの純正リアショック再生

先日、再メッキに出したロッドが綺麗に再生されて戻ってきましたのでさっそくオーバーホール作業に取り掛かりました。

錆びていたロッドが綺麗になり、歪みなども修正されて帰ってきます。綺麗です。

ME06のショックはノンメンテのまま使い込まれている物が多く、中には致命的なダメージを抱えてしまっている場合も多く見受けられます。

そう言った場合、完全なオーバーホールが出来なくなってしまっている事もあるのですが、こちらの個体は大丈夫でした(^O^)/

シリンダーボディがアルミ無垢ですので内壁が凸凹になり修理不能の場合も多々見受けます。その場合はオイル漏れが直らない事も・・・(T_T)

エア抜きオイル充填を済ませて動作確認、リークテストをして完成させます。

GPZ900Rのフロントフォーク オーバーホールとプチアップグレード

GPZ900Rのフロントフォークをオーバーホールしました。

ついでにオーナー様の方からスプリング変更とイニシャルアジャスター付きのキャップ変更を承りました。

各部を綺麗に洗浄して計測し異常がない事を確認して組上げます。

インナーチューブは研磨してから組込みます。