「メンテナンス」カテゴリーアーカイブ

Ducati ST3のフロントフォーク

ドカティST3のフロントフォークをオーバーホールしました。排出したオイルは真っ黒になって一部はゲル化していました(^^;

何キロ使われたんでしょう?1万キロもメンテしてないと意外とヤバい事になってる事が多いです。

例えばカードリッジ内部の減衰圧を発生させるシムスタックにゴミが挟まって不良を起こしていたりと何度も見てきました。

フロントフォークは可動域が長く、オイルの劣化が早いので早めのメンテナンスが吉だと感じます。

カードリッジ内部も分解洗浄して異常がないか点検して組上げます。インナーチューブは小さい傷が付きものですから研磨してから組込みます。

今回は特に異常なくスムーズに作業を進めていけました。

仕上げに油面調整。フロントフォークは油面が動きに大きく影響しますのでメーカー指定のSTDを先ずはきっちり守る所からセッティング、が要です。

KX250Fの純正リアショック

KX250Fのリアショックをオーバーホールしました。

使用期間は1シーズンですが透明なオイルが変色しております。

オフロードバイク(特にMX等の競技用マシン)はストローク量も長く沢山動きますのでヘタリ始めるのが早く、へたってしまいますと制御し難さが如実に現れます。

タイムアップは勿論、安全に快適に乗る為にも定期的なメンテナンスが必須になります。

CB750Fの純正リアショック オーバーホール

CB750Fの純正ショックです。ショーワ製のリアショックですね。オイル漏れを起こしていましたのでオーバーホールを実施しました。

傷付いてしまったブラッダ(ガス袋)とガイドブッシュ、シール類を交換しました。バンプラバーは漏れたオイルに侵されてしまっていたのでこちらも交換しました。

TZM50の純正リアショック修理

お盆休み前に出した再メッキからロッドが帰ってきましたので作業に取り掛かりました。

以前製作しておいたロッドホルダーとニードルを組込んで、オーナー様の御希望でダンパーボリュームを変更して欲しいとの事でシムの積層も変更しました。

ヤマハ純正ショックはエア抜きする為のアダプターを接続できませんので、新に設置しました。

WPサスペンション ツインショックのオーバーホール

古いWPサスペンションのツインショックをオーバーホールしました。オイルは駄々洩れでショック全体がベトベトのギトギト・・・。先ずは綺麗にして点検しながら分解洗浄ー!

現在では使われていないロッド径なのでシールの供給はありません。ですので現行のパーツが装着できる様に旋盤で加工しました。

何でもこのショックはマッハ750に装着しているそうです。ショックも古いが車体も古い!!!

シールヘッドが独特な造りをしていたり、シール方法が現在と違っていたり・・・と古いヨーロッパのサスペンションは中々手強いですね(^^;

それからエア抜きにも苦戦しました(+_+)

当時のマニュアルですと手でエア抜きする工程が示されていますが、ここは現在の技術できちんとエア抜きしたい所です。

エア抜き用の装置に接続できる様にアダプターを作って…苦戦しましたぁ~((+_+))

アダプターを接続する部分はエア抜きするには位置的に非常にシビアな位置だったので何度もやり直しました(^^;

今回、古いショックでしたので念の為、シール類は全て交換させていただきました~(;´∀`)

KTM 690DUKE RのWP リアショックのオーバーホール

前回から続きまして本日はリアショックをオーバーホールします。

総走行距離12,000程度との事ですがサーキットで使うには最低でも1シーズンに一回のオーバーホールが必要になると思います。ガス抜けやオイルの劣化でダンパー性能が著しく低下してしまいますので如実に現れます。

作業前にダンパー調整ノッチを確認しました所、かなり閉め込まれていました~。ヘタると閉め込む必要が出て来ます。

KTM 690DUKEのフロントフォーク オーバーホール

KTM 690DUKE Rのフロントフォークをオーバーホールしました。総走行距離12,000キロとの事です。

途中からサーキット使用に切り替えられたとの事で、オーナー様から不具合をチラホラ伺いました。

公道での使用ですと不具合を感じずにいられるのですがサーキットですとヘタリが如実に現れます。実は公道でも同じ事が起きているんですが・・・。

内部に破損等の不具合はありませんでしたので通常の消耗パーツを新品に交換して完成させました。

リアショック編へ続く。

TZM50のYEC製リアショックのオーバーホール

TZM50用のYEC製リアショックをオーバーホールします。ショックロッドには錆が発生しておりましたので再メッキが必要な状態でした。

YEC(ヤマハ)製のショックロッドの再生には一部パーツ製作が必要になります。

と言うのもロッド内部に仕込まれているニードルを取り出す為に一部削り取る必要がある為です。再メッキの際にニードルに付いているO-ringが駄目になってしまうのでどうしても取り出す必要があります。

そして、削り取ってしまうとニードル位置を保持できなくなるので新にホルダーを製作する必要が出て来ます。旋盤で削り出して準備しておきます。そして、そのホルダーに合う様にニードルも作り直しました。

これで再メッキの準備が整いました~。専門の工場へ依頼して再メッキを掛けますのでもうしばらくお待ち下さいm(__)m