「メンテナンス」カテゴリーアーカイブ

Ohlins Shockの修理

古めのオーリンズをオーバーホールします。油圧のイニシャルアジャスターは動作不良を起こしていて動きませんのでそちらは修理します。

旧タイプの物ですと一部パーツが廃番になっていますので現行のパーツが装着できる様に加工が必要になります。

旋盤でシールヘッドを加工し現行のパーツが使える様にしました。

オーナー様はこのショックをGPZ1000RXに装着されているとの事ですがダンパーボリュームが全然足りない!との事なので全体的にダンパーボリュームを向上させる様にバルビングを変更しました。

油圧のイニシャルアジャスターも修理しました。エア抜きオイル充填を行いました。きちんと作動する様になりました。

アジャスター、ダンパー共にリークテストを行ってからオーナー様へ引き渡します。

XL1200Sスポーツスターの純正リアショック

XL1200Sの純正リアショックのオーバーホールを承りました。スプリングを外してみますと…ご覧の通りダンプラバーが粉々になって溜まっていました。

分解して洗浄して点検してみるとブラッダ(高圧ガスが充填されている袋)に傷が複数付いていましたので交換が必要でした。ガスが抜けておりましたので変形したまま内部で動作していた様です。

と言う訳で完成です!

YAMAHA セロー225の純正リアショックのオーバーホール

セロー225の純正リアショックをオーバーホールします。ダンプラバーは砕け散って無くなっていました。

各部を綺麗にして点検。ロッドは研磨して小傷を消します。シリンダーにはガスの注入口を新設して組立準備を整えておきます。

完成しました~♪

リークテスト後にオーナー様の元へお送りします。

WR250Fのサスペンション オーバーホール(リアショック編)

先日からの続き、リアショックをオーバーホールしました。初のオーバーホールの様です。

年式が12年との事ですので9年程の時間が経過してます。そうなりますとガス抜けは勿論、ダンパーの性能は著しく低下しています。

リア側のダンパー性能が低下しますと路面追従性が損なわれますので、エンデューロや山遊びではスタックし易くなったりします。

ツーリング等ではシットリ感がなくなって長距離移動が苦しくなります。簡単言うとお尻が痛くなります。

オシーリー大切に!!

WR250Fのサスペンション オーバーホール(フロントフォーク)

WR250Fのサスペンションをオーバーホールします。先ずはフロントフォークから着手しました。

と言うのもフォーク内部からカラカラと音がするので追加で修理が必要になる恐れがあった為なんですが・・・。排出したオイルはかなり汚れていました。

フォークダンパーやアウター類も大きな異常はありませんでした。

犯人はこいつでした!左右共にスプリングが縮んでイニシャル不足になり、中で遊んでいました。

イニシャル量が足りませんと伸び切り付近で加圧できなくなりウォブリングやチャタリングの原因になり非常に危険ですので保管方法やトランポへの積載方法には注意した方が良いです。

今回はスプリングスペーサーを用いて適度なイニシャル量になる様にセットし直しました。

フォークシールはオーナー様のご要望でSKF製の物を使いました。

リアショック編へ続く・・・。

 

NSR250の純正リアサス オーバーホール

NSR250Rの純正リアショックをオーバーホールします。ショックロッドは錆びていますので再メッキが必要でした。

ビフォーアフターの図です。綺麗に再生されておりますね。

この頃の中間排気量車はノーマルでも贅沢なパーツが奢られており、イタズラに安価な社外品に変えるのはお勧めしません。

STDのユニットでも大幅な改造をしなくとも十分にスポーツ性能を向上する事が可能です。それでも足らない場合は高級なユニットを奢っちゃって下さ~い。

各部を綺麗に洗浄してから組上げていきます。

その後、オイル充填とエア抜きを行う為の特殊ポンプにセットして完成させます。

リークテストを行った後にスプリングをセットして完成です!

XJR1300の純正リアショック オーバーホール

YAMAHA純正オーリンズ(?)のリアショックをオーバーホールしました~(^O^)/

バンプラバーはひび割れしてますので交換します。

ガス抜け等でヘタってそのまま使い続けると先ずはこのバンプラバーに負担が掛かり易くなりヒビワレ⇒砕け散って無くなると言う症状が現われます。

各部綺麗に洗浄して点検します。

ショックロッドは傷消しの為に研磨しておきます。

組立ててエア抜き及び、オイル充填します。

この工程は最重要工程です。エア抜きが上手く出来ていませんと性能は著しく低下してしまいますので気が抜けません。

ダンパーが完成しました。

リークテストを行い、問題なければスプリングをセットしてオーナー様の元へ送り返します。

WP 4CS FORKのオイル漏れ点検修理

KTM 250SXFに装着されている4CSフォークからオイル漏れとの事で分解点検しました。前回のオーバーホールから数回走行のみとの事ですので必要ないパーツ交換はしませんでした。

マディ走行でのオイル漏れとの事ですので泥水が原因だとは思いますが念の為、異常ないかフォークダンパー側も点検します。

意外と縮むフォークスプリング。イニシャル量も確認し異常無し!プレッシャタンクのリーク等々、4CSは点検ヶ所多し!

インナーチューブの傷や変形も点検します。異常はありませんでしたが念の為、研磨してから組込みました。

弊社のステッカーを張って頂いてありがとうございます(´▽`*)

完成です!

YZ250Fフロントフォークダンパーの修理

KYBの分離加圧フォークによく見受けられる故障です。フリーピストンが割れてダンパー内部にエア混入。

そしてダンパー内部を加圧出来なくなる為にロッドが保持できない状態に陥ります。そのまま使用し続けますとロッドが摩耗したり傷だらけになってしまう事も・・・。

フリーピストン交換は勿論ですがロッドホルダー側のシール/ガイドも駄目になりますので交換しました。画像ですとわかり難いですが、ガイドブッシュが偏摩耗しております。

今回、オーナー様の御希望でフリーピストンは社外品(ジータ)を使いました。スリットの入っているタイプの方を選択。エアボリュームがアップする奴です。

そして、このフォークをEDモデルのWR250Fに移植して使いたいとの事ですのでバルビングの変更とスプリングレートの変更も行いました。

フォークシールもSKFの物を使いました。これでまた快適に使って頂けます(´▽`*)

セロー225のフロントフォークをオーバーホール

セロー225のフォークを分解洗浄していた所、アウターの塗装が溶けてしまいました(;・∀・)

どうやら一液性の塗料で再塗装されていた様です。仕方がないので全部綺麗に剥がします(^^;)

剥がしてみると錆の上からそのまま塗料を吹いた様で・・・うーむ(+_+)

取りあえずサンドペーパーで慣らしてクリーニングしました

内側に塗料が吹かれてたらと焦りましたが、オーバーホールは無事に完了しました~。

バイクの部品を再塗装する際には耐用性のある塗料を使いましょう!