リアショックからの続き、今回はフロントフォークに取り掛かります!
リアと同様に―30㎜のローダウンになる様にフォークカードリッジをショート加工して、その長さに合うスプリングを製作組込みを行いました。
リバルブも行いました。後方排気になる以前のWR250Fはハンドリングが重くサスペンションが動き過ぎる感があり軽快感に欠ける部分が珠に傷なので、その辺りを改善する方向へ前後共に改修しました。
フォークシールはオーナー様のご希望でSKF製の物を奢ります。
後方排気モデルの前のアルミフレームWR250Fのサスペンションをメンテしつつチューニングします。
このモデル、概ね良く動いてくれるサスなのですが…ハンドリングが重々しく軽快感に欠けるのが珠に傷なんですね。アルミフレームのお蔭か車重が重いのも悪さをしてるんだと思いますが一番の原因は前後バランス。ですので前後バランスを改善する為にバルビング変更とライダーの体格を加味したスプリングレート変更は必須かと。
勿論、軽量化は必須項目になるでしょう。とにかく軽くできる所は軽くして下さい。要らない物は取っ払い、軽いパーツに交換できる部分は交換して1グラムでも軽くした方が吉です。
簡単なサスペンションのアップグレード方法はマシンを1グラムでも軽くする、これは非常に大切な事です。その上でチューンUPしたサスペンションのパフォーマンスが発揮されます。
今回、SKF製のシールヘッドを用いました。フリクションロスの低減と部品点数の省略ができます。同時にローダウン加工も行いました。
そしてフロントフォークへ続きます!
前回からの続きです。本日はフロントフォークです。が!右側のフォークダンパのフリーピストンが割れていました。たまに見かける症状ですね(;^_^A
こうなってしまうとダンパ内にエアが混入してしまい減衰圧不良に陥ります。幸い右側だけでしたが、フォークダンパーのロッドガイドブッシュやシールも破片にやられて駄目になっておりましたので交換修理しました。
各部のO-ring類も交換してフォークダンパーを完成させます。このフォークもリアショックと一緒で、初のフルオーバーホールの様でした。と言うのも、機能的に一番大切なダンパー部分は分解した形跡は無く、外側のフォークシールやダストシールの交換は行われていた形跡はあったのですが。
又、ミッドバルブのナットも緩んで、伸び側のダンパーは効いていなかった様子でしたので、それらも修正しました。そしてフォークスプリングもリアと同様にオーナー様の体格や使用目的に合わせて変更しました。
これでかなり乗り易く(コントロールし易く)なります。
ムシムシと暑い日々が続きますが皆様如何お過ごしでしょうか?250SX-FのUSモデルのリアショックと4CSフォークのメンテナンスを行いました。リアショックは初めてのメンテナンスの様子。一つ一つ洗浄して点検して分解していきます。
続きましてフロントフォークです。このWPの4CSフォークなんですが、定期的なメンテが必須なフォークだと思います。複雑な構造(ちょっと変わった構造?)をしてまして、ダンパー内のシール類をきちんと交換してやらないとトラブルが多い様な気がします。
プレッシャタンク内にオイルが侵入して役割を果たせない状態だったり、ハイドロストップ機能が駄目になっていたり…と色々と修理した経験があるもので(^-^;
何年もメンテナンスしていない場合にそんな事になってしまっている4CSをよく見かけます。交換するパーツも必然的に多くなってしまうのが珠に傷なフォークなんじゃないかなーと言った感じでしょうか。
と言う訳で前後共に完成しました\(^o^)/