XR600Rのリアショックをオーバーホールします。オイルが漏れておりガスは殆ど抜けていました。
古いモデルですが初めての分解の様でした。
その割にはオイルも綺麗です。オフロードでの使用は極少なのかなあ、等と想像しながら作業を進めます。
ですが生産されてから大分時間が経っておりますのでラバーパーツや樹脂パーツは全部交換しました。
ラバーや樹脂は経年劣化で駄目になりますので。
古いWPサスペンションのツインショックをオーバーホールしました。オイルは駄々洩れでショック全体がベトベトのギトギト・・・。先ずは綺麗にして点検しながら分解洗浄ー!
現在では使われていないロッド径なのでシールの供給はありません。ですので現行のパーツが装着できる様に旋盤で加工しました。
何でもこのショックはマッハ750に装着しているそうです。ショックも古いが車体も古い!!!
シールヘッドが独特な造りをしていたり、シール方法が現在と違っていたり・・・と古いヨーロッパのサスペンションは中々手強いですね(^^;
それからエア抜きにも苦戦しました(+_+)
当時のマニュアルですと手でエア抜きする工程が示されていますが、ここは現在の技術できちんとエア抜きしたい所です。
エア抜き用の装置に接続できる様にアダプターを作って…苦戦しましたぁ~((+_+))
アダプターを接続する部分はエア抜きするには位置的に非常にシビアな位置だったので何度もやり直しました(^^;
今回、古いショックでしたので念の為、シール類は全て交換させていただきました~(;´∀`)
TZM50用のYEC製リアショックをオーバーホールします。ショックロッドには錆が発生しておりましたので再メッキが必要な状態でした。
YEC(ヤマハ)製のショックロッドの再生には一部パーツ製作が必要になります。
と言うのもロッド内部に仕込まれているニードルを取り出す為に一部削り取る必要がある為です。再メッキの際にニードルに付いているO-ringが駄目になってしまうのでどうしても取り出す必要があります。
そして、削り取ってしまうとニードル位置を保持できなくなるので新にホルダーを製作する必要が出て来ます。旋盤で削り出して準備しておきます。そして、そのホルダーに合う様にニードルも作り直しました。
これで再メッキの準備が整いました~。専門の工場へ依頼して再メッキを掛けますのでもうしばらくお待ち下さいm(__)m
古めのオーリンズをオーバーホールします。油圧のイニシャルアジャスターは動作不良を起こしていて動きませんのでそちらは修理します。
旧タイプの物ですと一部パーツが廃番になっていますので現行のパーツが装着できる様に加工が必要になります。
旋盤でシールヘッドを加工し現行のパーツが使える様にしました。
オーナー様はこのショックをGPZ1000RXに装着されているとの事ですがダンパーボリュームが全然足りない!との事なので全体的にダンパーボリュームを向上させる様にバルビングを変更しました。
油圧のイニシャルアジャスターも修理しました。エア抜きオイル充填を行いました。きちんと作動する様になりました。
アジャスター、ダンパー共にリークテストを行ってからオーナー様へ引き渡します。
XJR1200/1300/400等に採用されているヤマハ製のオーリンズショックをオーバーホールします。左右共にオイル漏れが激しくギトギトの状態でした。
分解洗浄して各部を点検してみるとロッドを保持する為のガイドブッシュが偏摩耗し傷だらけでした。
ガス圧はほぼ0気圧の状態でしたので、内部を加圧出来ない状態で使用してしまった為にロッドを保持できないまま動いていた様ですね(^-^;
ロッドを真直ぐに保持できなければガイドが偏摩耗し、シール性が損なわれてオイル漏れを起こすわけですね。
完成しました!
ガイドを新品にした事でガタが無くなりきちんと動く様になりました。これでまた暫くは快適にご使用して頂けますね!