YZ450Fのフロントフォークをオーバーホール&セッティング変更&アウターにカシマコートを施しました。
オーナー様と色々と相談し今回はブラックのカシマコートです。比較的安価で効果の高い(コスパの高い?)アップグレード方法ですのでお勧めです。
一度施せばかなり長い間、効果が持続します。
カードリッジ内部も分解して点検。
そしてフォークシールはSKFを奢りました。
そしてオーナー様と相談の結果、フォークアウターの油量とスプリングを変更しました。
うーん・・・ブラックカシマもかっこいいですねぇ。
CRF150Fのエンジンを載せたCRF150RにCR85Rのリアショックを装着しているマシンのリアショックをチューニング&オーバーホールします(変な日本語になってる???)。
定番で堅実なアップグレード方法のカシマコートです。フリクションロスは大幅に低減され、耐久性も上がり、発熱も抑えて安定した性能を発揮する様になります。
カシマコートはやって損の無いお手軽なアップグレード方法だと言えます。
そしてリザーバタンク(ガス室容積)の容量をアップ。ガスキャップを作り直し少しでも沢山のガスが入る様にします。
画像左側がSTDで、右側が弊社で削り出した物です。これも安定した性能をより長い時間保つ事が可能になります。
そしてリバルビングです。
社外のハードスプリングが装着されていますので、それに合わせてダンパボリュームを変更しつつ急激なバンプをしなやかに吸収する様にしました。
エア抜きオイル充填を行いリークテストをして完成させます。
ドカティのポールスマートのホイール、スポークを張替えてついでに(?)チューブレス化します。先ずはホイルを分解!
実はスポークホイルの場合、分解手順がありまして無暗にスポークをブッタ切ったり、ニップルを一気に緩めたりは厳禁なんですね。
場合によってはリムが歪んでしまいますので手順が重要事項になりますです。はい。
チューブレスキットを組込む際に「リムの溶接痕等の凸凹をなるべく綺麗にしておきなさい」とマニュアルに記載があったので削りました。
こんな感じですが、削り過ぎると薄くなっちゃうので、削っては確認し削っては確認し・・・繰り変えします。
意外と重労働です(^^;
下処理を終えたらスポークを張替えて芯出しします。
ダイヤルゲージとにらめっこしながら根気よく・・・地味ですが芯が出て来ると気持ち良いんですよね~。
あんまり言うと変態扱いされちゃうので・・・まあ変態なんですが。
完成しました。スポークが綺麗になりました。
意外とチューブレスキットの方が張替芯出しよりも大変でした(^^;)
でもポールスマートはキャストよりスポークの方が似合うと個人的には思います。
KYBの分離加圧フォークによく見受けられる故障です。フリーピストンが割れてダンパー内部にエア混入。
そしてダンパー内部を加圧出来なくなる為にロッドが保持できない状態に陥ります。そのまま使用し続けますとロッドが摩耗したり傷だらけになってしまう事も・・・。
フリーピストン交換は勿論ですがロッドホルダー側のシール/ガイドも駄目になりますので交換しました。画像ですとわかり難いですが、ガイドブッシュが偏摩耗しております。
今回、オーナー様の御希望でフリーピストンは社外品(ジータ)を使いました。スリットの入っているタイプの方を選択。エアボリュームがアップする奴です。
そして、このフォークをEDモデルのWR250Fに移植して使いたいとの事ですのでバルビングの変更とスプリングレートの変更も行いました。
フォークシールもSKFの物を使いました。これでまた快適に使って頂けます(´▽`*)