GSX-R1300隼用のオーリンズのリアショックをオーバーホールしました。小まめにメンテしているご様子(^^)普段交換する消耗パーツもまだまだ使える状態でしたので、再利用できるものは再利用して組上げました。
そうする事で安価に仕上げる事ができ、オーナー様への負担も少なくなります。
KawasakiのKX65のリアショックをオーバーホールしました。当たり前ですが、フルサイズのモトクロッサーやエンデューロレーサーと比べると小さいですね(^^)
フロントフォークもオーバーホールします。KX65にはフォークガードがないのでインナーチューブに傷が付き易いと思います。結構大き目な傷が1カ所あったのですが、成るべく影響が出ない様に研磨して組込みました(キッズ達は遠慮なくガンガン走りますからね!)。
KTMのSX65と比べてしまうと頼りない感じは否めませんが、シャーシの特性を覚えさせるにはKX65の方が向いているかもしれません。レースで勝つ!もしくは同じ65でステップアップするのならば、KTMの65SXが選択肢に入ってくるのだと思います。
あっ。KX65用のカードリッジエミュレーターを組込むって手もありますね!カードリッジ式ではないフォークに例のエミュレーターを仕込んでセッティングするだけでもかなり変わるんですよ~。
ウチでセロー250のスペシャル仕様を制作した時に驚くほど良くなったのでお勧めです!ヴィンテージモトクロッサーなんかにも使用できるエミュレータなんてのもあったりしますね。
カワサキのKDX220SRのフロントフォークです。ちょっと古めの2ストローク オフロードバイクです。オイル漏れ発生の為、修理を兼ねたオーバーホール作業を行います。
古いだけに(?)廃油が凄い事になってます!こうなると本来の性能は望めませんね(^^;
画像のパーツはコンプレッションバルブですが、減衰圧を担っている部分って物凄く汚れるんですよ(画像のバルブは綺麗にしてあります)。油圧ユニットって油が命なのは言うまでもないですが、エンジンオイルやギアオイルなんかより油の性能が影響しますし、汚れると思います。オイルを新しくしたり、硬さを変えるだけでフィーリングが変わるので面白い部分です(悪戯にオイル粘度の変更はNGだったりしますので注意して下さいね)。
以前、アップした「YZ250Fリアショックの罠!」の続きです(^^;
フォークスプリングと全然バランスの合わないショックスプリングが装着されている事に気付き、急きょ手配したんですが、ようやく入荷しました。フロントに比べ強すぎるスプリングが装着されていたんですね。
単純に差換えればOKなんですが、実は…それならイニシャル(プリロード)抜けばいいんじゃないの?って思う方もいるかもしれませんがそれは大いなる間違いです。
そして底付きを警戒して強めのスプリングを選択してしまう事ってありませんか?サスペンションに関しては大は小を兼ねない部分が沢山あります。スプリングがその代表と言えると思います。
強いスプリングでイニシャルを少なめに掛けるより、弱めのスプリングを選択してイニシャルを多めに掛けるのが正解です。勿論弱すぎる場合は話が別ですが。このYZも例にもれず、ショックスプリングのイニシャル量が3㎜以下でした(^^;ですので弱めのスプリングを使いイニシャル量9㎜程度でザグ(1G`)が最適になる様にセットしました。
何故そーなの?って部分は長くなるので割愛します。ご参考まで(‘◇’)ゞ
前回の続きです。フサベルのTE250のリアショックです。リンクレスのWP製PDSショックですね。この辺もKTMのEXCと共通です。スプリングの色が違う位でしょうか?
通常のオーバーホールですのでいつもと同じ内容になるんですが、PDSは必ずピストンバンドを交換する必要があると思います。この辺はオーリンズも同じなんですが1シーズンも使うと結構ダメになっている事が多いですね。フリクションの少ない物なのですが、耐久性は無さそうです(^^;
最近のWPのシール類はショーワやKYBに近い構造の物が採用されていて、耐久性が向上したな~と思います。ですが、必ずピストンバンドは交換する部分ですね。交換するとしっとりとしたダンピングが元に戻るのでやはり駄目になり易いんだと思います。ハイ。
皆様こんばんわm(__)m今回はフサベルのTE250のフォークをオーバーホールします。先日のYZ250Fはショックスプリングを手配し、ジッと待つ事にしました(^^;「仕方がないよね。男の子なんだから…」「おばさん!これは戦士の銃じゃないか!?」
とゆー事で話を戻します。
フサベルブランドが無くなって、現在は新ハスクバーナと統合されましたが、実はKTMのEXCシリーズの上級機種としてラインナップされていたブランドなのですね。ですから、当時のエンデューロマシンにもクローズドカードリッジ式のフォークが奢られていたり、サブフレームが樹脂だったり、よりレース志向のEXCだったんですね~(; ・`д・´)
WP FactoryがこのタイプのフォークをEDで現在も採用しているフォークですから完成度の高いフォークなんじゃないかなーと個人的には思っています。
市販車に装着されてくるWPクローズドフォークはベースバルブ径が一貫して同じままですが、モディファイすればコーンバルブに匹敵する性能になるんじゃないかと考えてます。
因みにWPのクローズドフォークはブラッダ式ですので、フォークダンパーのエア抜きは、リアショックと同じ様に専用のバキュームポンプを使います(^^)v
スズキのDR-Z400SMのフロントフォークをオーバーホールしました。国産の公道用マシンで唯一クローズドフォークが採用されているマシンであります。私の記憶が確かならば…(*´з`)
難しい事は置いときますが(笑)、このフロントフォークはですね~とっても高性能で贅沢なフォークなのですよ。モトクロッサーではスタンダードなんですが、WR250Rですらオープンカードリッジ式なんですよ~。ホントやるね、スズキ!
シールのリップ部にゴミや異物が入らない様に細心の注意をはらって組みつけます。クローズドカードリッジは油量でエアボリュー管理しないといけません。5~10㏄程度の狂いでフィーリングが変わってしまうんです。
んちゃ!ペンギン村のサスペンションショップ、ジョニーズファクトリーですm(__)m
今回はのり巻博士が我流でチューニングしたYZ250Fのサスペンションをフロント共に正しくチューニングし直します(≧▽≦)
フロントはショート加工されてたので、リアショックもかなあ~と思っていたら・・・あれれんれ~あーれあれ?あ~られっちゃん♪アラレちゃん自体天才的な発明だと思うのですが海苔巻き博士は何故あんなにダメダメなんでしょうかね?
話を元に戻しましょうね。このリアショック、バルビングも変更なしの寸法もノーマルのまんまです。おおぅ!楽勝じゃない?このままフロントとのバランスはOKじゃなーい?と思ったんですよ、この時までは。
消耗パーツを一通り交換して組上げて…うむ、順調順調!楽勝だぜ!おらおら、ヒャッハー!と調子に乗っていると、世紀末救世主伝説「ケンシロウ」が俺様の前に立ちはだかったのでアリんス( ;∀;)
フォークスプリングと全然バランスの合わない、ショックスプリングが装着されていると言う罠にかかってしまいました(T_T)
「お前はもう死んでいる!」
「死にたくねー。死にたくねーよぉ・・・死に・・・たわ!!!」
続け・・・
フロントフォークのアウターチューブとリアショックのボディへカシマコートを施し、オーバーホールを行います。
鋳物の肌は綺麗な発色はしないんですが効果は絶大です。触ってみるとツルツルすべすべです(≧▽≦)
もちろん実際に擦れる部分の内壁が重要なんですが見た目もグレードアップ感があってカッコよくなりま~す。写真がうまく撮れませんでしたが内側はこんな感じです。
今回はオーナー様のご希望で、KYBのトリプルアジャスターへ交換しました。このパーツに交換しただけで性能がアップする訳ではないのですが、伸び側のダンパー調整が独立していますのでセッティングの幅が広がります。見た目もカッコよくなります(笑)!
コーティングされたパーツが並んでます。カッコいいと思ってしまうのは私だけでしょうか?萌えます!
完成してから暫く眺めていました(笑)。コーティングされたボディにトリプルアジャスターが映えています!!!
素敵(´▽`*)