2012年モデルの350SX-Fのリアショックをオーバーホールしました。ボトムアウトバンパーは若干ですが縮んでおりましたので交換しました。他に異常はなく性能を取り戻す事が出来ました。
消耗品やシール類を新たに交換し、性能の発揮に大いにかかわるエア抜きは専用の装置で完全に行いました。リザーバタンク付のショックであれば、ほぼ全てのショックに用いる事ができます。
手動でエア抜きを行う事も可能ですが、手動の場合はエア抜き中にキャビテーションが発生しますので完全に抜く事は困難です。
CRF150Rのサスペンションをメンテナンスしました。ハンドルを動かしてみると引っかかる部分があり分解してみるとレースには打痕が入っていた為、交換しました。
フォークの方は、スプリングガイドとボトムアウトバンプ機能を兼ねているパーツが割れておりました。オイルロック機能が省略されているフォークなので結構起こります。
なのでこう言ったパーツも製作取付サービスも行っております。底付き防止用のアンチボトミングシステムです。2STのCR85やRM85も同じタイプのフォークなので底付きにお悩みの方はご相談くださいm(__)m
YZ450Fのリアショックをメンテナンスしました。オーナー様からのご指定でSKF製シールヘッドを用いて行いました。
このシールヘッドですが特徴としては、リバウンドバンプラバーやオイルシールが一体になっておりノーマルと比べて軽量、一体である事でエア噛みを起こしにくい、シール類も摺動性の良い物になっています。
又、ベースバルブワッシャがジュラルミンの物が付属してくるので軽量化され、動作性が良くなります(モデルによっては付属しない物があります)。高速で動くショックピストン部が軽くなる事で無駄な遠心力による影響が少なくなる為です。
良い事ばかり書きましたが、正直に悪くなる部分が見当たらない優秀なパーツだと思います。
ただ、唯一のデメリットはコストですね(^^;
YAMAHA YZ250FXの足回りのメンテナンスとローダウン加工を行いました。ショック、フォーク共にダンパーの中にローダウンカラーを組込んでオーナー様の希望するローダウン寸法になる様にします。
フォークスプリングはスプリング屋さんに頼んで短い物を作ってもらいました。スプリングをカットする方法は行いません。レートが狂ってしまうからです。
ローダウンカラーはジュラコンと言う樹脂から削り出して制作します。ファークダンパーのロッドはアルミ製でコーティングも掛かっている為、傷つけない為にも樹脂を使います。勿論、強度もバッチリの素材ですのでご安心下さい。
そして、全分解しますので消耗パーツも交換してオーバーホールも同時に行いました。
リアはリンクアームやスイングアームのピボット部分、フロントはステアリングまわりも全て綺麗に洗浄してメンテです。
画像にローダウンリンクが写っていますがこれはノーマルに戻します。ローダウンリンクは手軽ですがレバー比が狂って性能が発揮できない事になるんで使いません。
ローダウンリンク(レバー比が狂う)+フォーク突出し量変更(ディメンションが狂う)でローダウンしてしまうと足付性だけの出鱈目なマシンになってしまうんですね。
とゆー事で、各部品を完成させて車体へ組込みます。組込み作業の手順やトルク管理も重要で、性能を100%発揮できる様に組込みます。
KX250Fのリアサスペンションをメンテナンスしました。先ずはショック、スイングアーム、リンクレバー類を車体から取外しておきます。
先ずはリアショックをフルメンテし完成させておきます。
ハイ。ショックユニット、リンクアーム、スイングアームを完成させました~(^^)/
グリス切れ気味だった部分はありましたが今回は交換する必要なく、分解洗浄と注油でOKでした。
ショックスプリングはオーナー様の体重にあった物に交換しました。装着されていたスプリングは強すぎた様で3㎜弱のイニシャルしか掛けられておりませんでした(^^;
リンクアーム式のリアサスペンションの場合、10㎜前後のイニシャル量で1G‘量が最適になる様にスプリングを選びましょう(オフ車の場合)。