2STのKX250のリアショックをオーバーホールします。2000年モデルの物ですが初のオーバーホールの模様・・・。
ガスは抜け切り、オイルは真っ黒、オイルが漏れ、負圧が発生していました。ひでぶー!!!
18年以上ノンメンテΣ(・ω・ノ)ノ!
スポーツ用のサス(公道用じゃないサス)はダンパーが命ですので1年位でバランスが崩れ始めます。それから+17年です(; ・`д・´)
やりがいあるぜ!これで完璧!
CRF150Fのエンジンを載せたCRF150RにCR85Rのリアショックを装着しているマシンのリアショックをチューニング&オーバーホールします(変な日本語になってる???)。
定番で堅実なアップグレード方法のカシマコートです。フリクションロスは大幅に低減され、耐久性も上がり、発熱も抑えて安定した性能を発揮する様になります。
カシマコートはやって損の無いお手軽なアップグレード方法だと言えます。
そしてリザーバタンク(ガス室容積)の容量をアップ。ガスキャップを作り直し少しでも沢山のガスが入る様にします。
画像左側がSTDで、右側が弊社で削り出した物です。これも安定した性能をより長い時間保つ事が可能になります。
そしてリバルビングです。
社外のハードスプリングが装着されていますので、それに合わせてダンパボリュームを変更しつつ急激なバンプをしなやかに吸収する様にしました。
エア抜きオイル充填を行いリークテストをして完成させます。
CB400SB(スーパーボルドール)の純正ショックをオーバーホールします。分解前に動作を確認してみると・・・
押し込んだロッドが戻ってきません。
完全なガス抜け状態です。
分解点検しました所・・・
ブラッダ(ガス袋)は変形して傷付き、内圧不足でロッドを保持しているガイドが偏摩耗しておりました。
ブラッダは高圧ガスを再充填しますので僅かな傷でも破れてしまう事がありますので交換必須です。ガイドもロッドを保持する大切なパーツで偏摩耗したままですとシール性が落ちますので交換です。
意外に思われるかもしれませんが、5,000キロも使えばガス圧は低下し始めます。
リザーバタンクの容量は小さく、その小さな容積に高圧ガスが充填されておりますので、ホンの少し抜けただけで一気にガス圧が低下します。
純正リアショックもオーバーホール可能な物もございますので定期的なオーバーホールをお勧めしております。