ハパサンのリアショックからオイル漏れとの事でオーバーホールしました。左右共に駄々洩れでした(^^;
分解前にチェックしてみるとガスが殆ど入っていない様子です。分解してブラッダ(ガス袋)を取り出してみるとガス抜けによって変形しリザーバタンク内壁と擦れ合って傷が入っています。
バンプラバーも砕け散って無くなっていました。
駄目になった消耗パーツを交換してエア抜きオイル充填と窒素ガスを充填してダンパーを完成させます。
リークテストを行い問題なければスプリングをセットして完成です。
ドカティST3のフロントフォークをオーバーホールしました。排出したオイルは真っ黒になって一部はゲル化していました(^^;
何キロ使われたんでしょう?1万キロもメンテしてないと意外とヤバい事になってる事が多いです。
例えばカードリッジ内部の減衰圧を発生させるシムスタックにゴミが挟まって不良を起こしていたりと何度も見てきました。
フロントフォークは可動域が長く、オイルの劣化が早いので早めのメンテナンスが吉だと感じます。
カードリッジ内部も分解洗浄して異常がないか点検して組上げます。インナーチューブは小さい傷が付きものですから研磨してから組込みます。
今回は特に異常なくスムーズに作業を進めていけました。
仕上げに油面調整。フロントフォークは油面が動きに大きく影響しますのでメーカー指定のSTDを先ずはきっちり守る所からセッティング、が要です。
古いWPサスペンションのツインショックをオーバーホールしました。オイルは駄々洩れでショック全体がベトベトのギトギト・・・。先ずは綺麗にして点検しながら分解洗浄ー!
現在では使われていないロッド径なのでシールの供給はありません。ですので現行のパーツが装着できる様に旋盤で加工しました。
何でもこのショックはマッハ750に装着しているそうです。ショックも古いが車体も古い!!!
シールヘッドが独特な造りをしていたり、シール方法が現在と違っていたり・・・と古いヨーロッパのサスペンションは中々手強いですね(^^;
それからエア抜きにも苦戦しました(+_+)
当時のマニュアルですと手でエア抜きする工程が示されていますが、ここは現在の技術できちんとエア抜きしたい所です。
エア抜き用の装置に接続できる様にアダプターを作って…苦戦しましたぁ~((+_+))
アダプターを接続する部分はエア抜きするには位置的に非常にシビアな位置だったので何度もやり直しました(^^;
今回、古いショックでしたので念の為、シール類は全て交換させていただきました~(;´∀`)