KTM 250EXC Sixday`sに装着されているWPの4CSフォークを点検整備しました。
前回のオーバーホールから9ヶ月程度、過酷に使って(?)オイル滲み発生!
インナーチューブに傷が入っていましたので研磨してシールは交換しました。それ以外には異常は無かったので組上げてオーナー様へお返しします。
前回からの続きで、今回はフロントフォーク、ステムまわり、ホイルまわり。フロントサスペンションに取り掛かりました。ステムはベアリングとシール類交換してホイルベアリングも同様に交換しました。
ここまでは順調だったのですが…。
フォークを分解してみると、ダンパーに負圧が発生しています!時間が経つとダンパーロッドが引っ込んでしまいます(;´・ω・)
これはアレです。例のシール部分が壊れているのですね~。これは修理しないといけません。
フォークダンパロッドのシールが破損していましたので修理しました。ピストンを留めているナットも緩んで遊んでいました。ココが緩むと減衰圧不良がおきますのでチェックが欠かせない部分です。
フォークがゴツゴツしたりする原因にもなりますので永らくメンテナンスしていないマシンは要注意です。
そしてローダウン加工とリバルビングも行いました。
完成させて車体へ取り付けます。
前回からの続きです。エンジンのメンテを終えてリアサスペンションを分解洗浄して各部を点検していきます。
致命的ダメージはありませんでしたが、年式的にシール類のひび割れ劣化があったので交換してグリスアップしました。一部錆もありましたが研磨して問題なく使える状態でした。ホイルベアリングは交換しました。
ただ…チェーンアジャスタ―のボルトが錆で完全に固着してしまっておりました。
アルミに対して金属のボルトが付いている場合、対策をしておかないとネジが固着しますので注意しましょう。今回は何とか取外す事が出来ましたが最悪スイングアーム交換になってしまいますから。
今回、これが一番大変でした(;^_^A
外せなくて一時はどうなるかと・・・。
続きましてリアショックです。永らくメンテしていなかった様でガスは抜け切りオイルは真っ黒でした。ですが致命的なダメージは無く無事にオーバーホールできました。
それと-30㎜のローダウンになる様にショート加工してリバルビングも行いました。
06年式のCRFなんですが、この頃のCRFはバルビングも優秀で大幅に変更するほどではないのですがオーナ様の体格を加味しつつクロカン用にちょいと仕様変更しました。勿論フロント側も弄りますよー。
エア抜き&オイル充填を済ませ完成しました。今回は更にスプリングを変更しました。
フロント編へ続きます!
2006年式のCRF250Rの点検整備の模様です。足回りの方も承っていますが先ずはエンジンから。
年式から見て10年程度の年月が経っておりますし、使われ方も様々ですので、ある程度分解して見極める作業から開始です。オーナー様は簡単なメンテナンスは実施していたとの事ですがエンジンを開けて云々・・・的なメンテは全くしてないとの事。
10年前の4STモトクロッサーエンジンはまだまだ未完成でしたよね。他メーカーも含めてですがトラブルも多く見受けられましたし弱点と言うか駄目になり易い部分があったのは事実。
そうそう。あの頃を思い出して車種ごとの弱点を先ずは点検します。あー、これねー。って感じで(笑)。
2010年以前はCRF(ホンダ)全盛期でしたね。サンデーライダーは何故かCRF(ホンダ)を選択してる人が多かったよね~。あの頃はとにかく赤が多かった。
エンジンのある部分の弱点はあったものの他メーカーと比べて乗り易く激しく使わなければ耐久性にも何にも問題ないマシン。このCRFはそんな感じでした。
念の為と言うか、10年程度経過してますのでカウンターシャフトのシール部分やウォータポンプ周りはオーバーホールしました。ヘッドも大きな問題なくカムチェン交換とバルタイ調整でOKでした。
懐かしさと言えばいいのか?あの頃は~♪Σ(゚□゚;)ってな感じですかね。
最近、ヨーロッパの各先進国はレシプロエンジンの生産中止とエレクトリック化を声高らかに宣言しましたが、もう既にヨーロッパの嘘を鵜呑みにする程、僕たちは馬鹿じゃないんですよ。日本企業がその嘘や彼らの都合のいい言い分に振り回されるのはもう御免こうむりたい。
僕の友人がね、「不寛容社会」って言うのね。イ〇リスに住んでるんだけどね。話を聴いてるともう滅茶苦茶なんですわ、あの人達が作り上げた国。それに付き合わないといけないと思ってる日本のメーカーも目を覚ましてくれないかと。10年前のマシンをいじってみて感じた今日この頃です。
後方排気モデルの前のアルミフレームWR250Fのサスペンションをメンテしつつチューニングします。
このモデル、概ね良く動いてくれるサスなのですが…ハンドリングが重々しく軽快感に欠けるのが珠に傷なんですね。アルミフレームのお蔭か車重が重いのも悪さをしてるんだと思いますが一番の原因は前後バランス。ですので前後バランスを改善する為にバルビング変更とライダーの体格を加味したスプリングレート変更は必須かと。
勿論、軽量化は必須項目になるでしょう。とにかく軽くできる所は軽くして下さい。要らない物は取っ払い、軽いパーツに交換できる部分は交換して1グラムでも軽くした方が吉です。
簡単なサスペンションのアップグレード方法はマシンを1グラムでも軽くする、これは非常に大切な事です。その上でチューンUPしたサスペンションのパフォーマンスが発揮されます。
今回、SKF製のシールヘッドを用いました。フリクションロスの低減と部品点数の省略ができます。同時にローダウン加工も行いました。
そしてフロントフォークへ続きます!