1980年に販売されていたXT250のリアショックです。
当時はリンク機構を持たないリアサスペンションだったのでショック自体がかなり大きいですねー
YAMAHA純正リアショックの場合のお話です。
年代によって色々なパターンがあるのですが・・・他メーカー品と違い、ショックロッドにダメージがあり再メッキが必要な場合は色々と手間が掛かってきます。
画像の様な場合、ロッドにピストンがカシメられており、ダンパー調整機構のニードルが取り出せません。
工作機械を用いてニードル、及びピストンを取り外しました。
画像の様にニードルにはO-ringが仕込まれておりますので、再メッキの際はちゃんと取り出す必要があります。
せっかく取り出したのですから、もちろんO-ringも新品に交換します。
ショックロッドが再メッキされた後はカシメられていた部分を元に戻す作業が必要になります。
元の位置にニードル、及びピストンが戻る様にパーツを一部製作します。
製作したパーツがきちんと収まる様に加工も必要です。