「メンテナンス」カテゴリーアーカイブ

KTM 990ADVENTURE Rのフロントフォーク

KTMの990アドベンチャーRのフロントフォークをオーバーホールしました。

画像を撮り忘れてしまいましたが、伸び側のシムスタックに鉄粉が挟まり変形していましたので修理しました。

シムスタックにゴミが挟まるとオリフィスが開きっぱなしになって減衰圧不良を引き起こしますので必ず点検します。

完成しました(^O^)/

インナーチューブは小傷を消す為に研磨してから組上げます。

KX250のリアショック

2STのKX250のリアショックをオーバーホールします。2000年モデルの物ですが初のオーバーホールの模様・・・。

ガスは抜け切り、オイルは真っ黒、オイルが漏れ、負圧が発生していました。ひでぶー!!!

18年以上ノンメンテΣ(・ω・ノ)ノ!

スポーツ用のサス(公道用じゃないサス)はダンパーが命ですので1年位でバランスが崩れ始めます。それから+17年です(; ・`д・´)

やりがいあるぜ!これで完璧!

 

CR85R(CRF150R)リアショックのチューンUP

CRF150Fのエンジンを載せたCRF150RにCR85Rのリアショックを装着しているマシンのリアショックをチューニング&オーバーホールします(変な日本語になってる???)。

定番で堅実なアップグレード方法のカシマコートです。フリクションロスは大幅に低減され、耐久性も上がり、発熱も抑えて安定した性能を発揮する様になります。

カシマコートはやって損の無いお手軽なアップグレード方法だと言えます。

そしてリザーバタンク(ガス室容積)の容量をアップ。ガスキャップを作り直し少しでも沢山のガスが入る様にします。

画像左側がSTDで、右側が弊社で削り出した物です。これも安定した性能をより長い時間保つ事が可能になります。

そしてリバルビングです。

社外のハードスプリングが装着されていますので、それに合わせてダンパボリュームを変更しつつ急激なバンプをしなやかに吸収する様にしました。

エア抜きオイル充填を行いリークテストをして完成させます。

 

 

 

CBR250RR(MC22)純正リアショックのオーバーホール

CBR250RRのリアショックをオーバーホールしました。

オイルがダダ洩れだったのでロッドのダメージが心配されましたが大丈夫でした。

このタイプのショックはスプリングとシリンダーの間にカバーが付いているので分解してみないとロッドの状態が把握できません。

ショックボディには窒素ガス注入口を取り付けてダンパーを完成させます。

リークテストをしてからスプリングをセットして完成させます。

GSX-R1100純正リアショックのオーバーホール

先日、メッキ屋さんに出したショックロッドが戻ってまいりました。

メッキ前

再生されてピカピカです。

実は歪みもある程度修正されて戻ってきます。

意外とショックロッドが歪んでいる事があります。

特にツインショックは要注意です。普通に使っていても徐々に歪んだりします。酷いと交換ですがある程度は修正できます。

ダンパー完成後にリークテストをして、スプリングを元の位置にセットします。

トライアルバイクのモンテッサCOTA315のリアショックオーバーホール

トライアルマシンのMontesa COTA315のリアショックをオーバーホールします。

ガイドブッシュが変摩耗しています。このままですとシール性が損なわれますので交換します。

バンプラバーは砕け散り無くなっていましたので新に装着します。

エア抜きオイル充填を行い、リークテストの後、スプリングを装着して完成です。

オーナー様の元へ送り返します。

XJR400のオーリンズショック オーバーホール

XJR400の純正オーリンズショックをオーバーホールします。

左右ともバンプラバーは砕け散って無くなっています。そしてオイル漏れも・・・。

画像ですとわかり難いですがガイドブッシュも摩耗してます。真ん中の穴に入っているパーツです。

ショックロッドを保持する為の部品ですのでシール性が悪くなってしまい、オイル漏れの原因になりますので交換が必要でした。

分解洗浄して組立エア抜きオイル充填です。

リークテストを行ってからスプリングをセットし完成させます。

スーパーボルドール(CB400SB)の純正リアショック オイル漏れ修理

CB400SB(スーパーボルドール)の純正ショックをオーバーホールします。分解前に動作を確認してみると・・・

押し込んだロッドが戻ってきません。

完全なガス抜け状態です。

分解点検しました所・・・

ブラッダ(ガス袋)は変形して傷付き、内圧不足でロッドを保持しているガイドが偏摩耗しておりました。

ブラッダは高圧ガスを再充填しますので僅かな傷でも破れてしまう事がありますので交換必須です。ガイドもロッドを保持する大切なパーツで偏摩耗したままですとシール性が落ちますので交換です。

意外に思われるかもしれませんが、5,000キロも使えばガス圧は低下し始めます。

リザーバタンクの容量は小さく、その小さな容積に高圧ガスが充填されておりますので、ホンの少し抜けただけで一気にガス圧が低下します。

純正リアショックもオーバーホール可能な物もございますので定期的なオーバーホールをお勧めしております。