前回のリアショックに続いてフロントフォークに取り掛かりました。
オイル漏れは起こしていないものの…フォークオイルがコーヒー牛乳と化しておりました( ゚Д゚)!
うーん…数年間ノンメンテだったのも頷けますね(^^;
各部を綺麗に洗浄して点検していきます。インナーチューブは必ずと言っていい程、小さな傷が付きますので研磨しておきます。
カードリッジ内部は重要な部分が多いので入念にチェックします。
クロモリフレーム期のWRですが、これでまた快適に乗って頂けると思います。
いつもご愛読ありがとうございますm(__)m
今回のGWは皆様、如何お過ごしたでしょうか?小生はRTLを日野カンに持ち込んでハードエンデューロコースを走らせに行ってきました。
普段乗っているエンデューロマシンとの違いを嫌という程味わってきました~(;´∀`)
慣れないマシンでしたが、色々と新しい発見とアイディアが湧いてまいりました\(^o^)/
と、その辺にしといてお仕事再開です!
WR250Fのサスペンションオーバーホールします。先ずはRショックから。
数年間ノンメンテだったようでガス圧低下とエンドアイベアリングの固着、ボトムアウトバンパー劣化を確認しました。
こうなると交換は必須です!
ボトムアウトバンパーですが、先ずは縮んでいきます。その後、砕けていきます。
ショックがヘタってくると徐々に症状が進行して最後には砕け散って無くなっている事もしばしば・・・。
『徐々に症状が進行』
この過程が実は盲点になるんです。ですので定期的にメンテナンスを行う事をおススメしてます。
大変お待たせしてしまいましたが、ショックロッドのコーティングが上がってきましたので着手します。やっとパーツが揃った~(>_<)
ショックロッドは再メッキとチタンコートを施し、ホースをメッシュに交換。フロント側にはPDバルブを入れましたので前後バランスの補正とスポーツ走行向けのバルビングに変更しました。
YAMAHA(創輝)製のリアショックはコーティングや再メッキをする際、構造上ニードルロッドホルダーを製作する必要があり他のメーカーの物よりも高価になってしまう事があります。
リークテストを行い、問題なければスプリングをセットし完成~\(^o^)/
大変永らくお待たせしてしまいましたが、オーナー様の元へ発送しますm(__)m
2000年頃のGASGAS TXT250に装着されているザックスのリアショックをオーバーホールします。ボトムアウトバンパーは砕け散りオイルは真っ黒に劣化しておりました。
年代によって使われているシール類が違ったり一部加工が必要だったりと・・・意外とやっかいなんです(^^;
今回、シールヘッドを製作しました。
20年程前のタイプのシール類が入手できないのもあるのですが、スタンダードのシールヘッドはガイドブッシュが入るスペースが無かったりと、「使い捨て系のショック」な部分がチラホラ見受けられましたし、今後の事を考えると国産のシールが使えて、きちんとガイドブッシュが入る様に設計し直して作りました。
スタンダードのシールヘッドを眺めてて何か良い方法ないかなア~と考えていたのですが・・・ええーい!面倒だ!作っちまえ!ってのが本音だったりします エヘ!(*´з`)
そしてオーナー様の御希望でSTDよりも若干反応を良くしてほしいとの事でしたのでリバルビングも行いました。
完成です!
先日、リアショックのロッドを再生メッキ&チタンコーティングに専門工場へ送り、戻ってくるまでに時間がありますがフォークの部品が揃いましたので着手しました。
左右共にオイル漏れを起こしていました。オイルを排出してみた所、腐る一歩手前の状態でした~(^-^;
今回、インナーチューブはオーナー様の御希望でコーティング済の社外品を用意しました。
それとPDバルブを組込みます。このパーツはダンピングロッド式フォーク(オリフィスだけで減衰力を発生させるタイプ)の不安定な減衰力をなるべく安定させる為のパーツです。
良い意味でかなり変化します。
難点なのは寸法別の汎用品ですので各部の加工やフィッティング用にパーツ製作の必要が出て来る事があります。
オリフィスの追加やバリ取り、そして今回もダンピングロッドにきちんと着座する様にシムカラーを製作しました。
スプリングカラーも適切なイニシャル量になる様に旋盤でカットしました。
バルブ自体も各部の寸法を確認してメーカーの指定するシムを開閉するタイミングを調整します。ハードスプリングを使用する場合は遅らせる方向に調整します。
完成です!ゴールドのインナーチューブがカッコいいです。
早くリアロッドの到着が待ち遠しいですね。
TZR250のリアショックをオーバーホールしました。オイル漏れはしていないもののガス圧は低下しボトムアウトバンパーは砕けて無くなっていました。
YAMAHA純正リアショックは分解組立が特殊で、完璧なオーバーホールを行う為には一部加工や組換えが必要です。パーツ供給も心許無いので代替品を用いらねばならない事もしばしば。
その為、どうしても他のサスペンションメーカー製のオーバーホールより高額になってしまいます(^^;
何故か他のメーカーと比べて、エア抜きもし難かったりと最後の最後まで気が抜けません。
リークテストを行いスプリングをセットして完成させます。
今回、ロッドに錆が発生しておりましたがボトムアウトバンパーを装着すると隠れる部分でしたのでオーナー様と相談の上、再メッキ無しで完成させました。