CB400SB(スーパーボルドール)のリアショックをオーバーホールします。片側のショックはオイルがダダ洩れ状態です。
左右共にガス圧低下を確認しました。
オイル劣化やガス圧低下は左右共同じに進行しますので、左右のバランスを考えますと2本一緒にメンテナンスした方が良いです。
今回はガス圧低下によるブラッダ(ガス袋)の変形傷の為交換し、オイルシール/ダストシール交換を行いました。
リークテスト後に梱包してオーナー様の元へ送り返します。
スーパーXRの純正ショックを修理します。オイル漏れが激しく、ボトムアウトバンパー(バンプラバー)は砕けております。
かなり漏れています。この状態で使用し続けてしまいますとシリンダー内壁にダメージを与えてしまい完全なオーバーホールを実施する事が不可能になってしまいます。
何事もないと良いのですが…。
分解してみると排出したオイルは数㏄程度でしたが意外と汚れていないオイルでした。
シリンダー内壁にも段付き偏摩耗も無く再使用可能そうで一安心しました(^_^;)
ただ、ロッドには小さな点錆が無数に発生していました。
オイル漏れを起こしている上にボトムアウトバンパーが、あのような状態ですと、きちんとクリーニングしないと中々わかり難いんですが…。小さな錆ですので研磨すればある程度はもちますが永い目で見ると再メッキが必要です。
オーナー様と相談の上、決定します。
ブラッダ(ガス袋)は、オリフィスの形に変形しております。これはオイルが漏れてしまった為に、密閉されているショック内部は負圧(引っ張られる力)が発生した為に起きます。
高圧ガスが封入される部分ですので、目に見えない様な小さな傷が致命的な事になりますので交換が必要になります。
洗浄したパーツを一つずつ磨いて点検しながら組み立てていきます。
エア抜きオイル充填を行い、リークテストをして完成です(^^)/
梱包してオーナー様の元へ送り返します。
XJR1300に純正装着されているOHLINSのリアショックをオーバーホールします。コンプレッションバルブが壊れてオイル漏れの状態でしたのでバルブ部も修理します。ノッチを緩める方向に回していくと、どこまでも回って終いには外れてしまいます。
あれれ???
ストッパになる筈の部品がなくなっていました(^^;
カチカチする為のボールも入っていませんでしたので適当な大きさの玉を入れて対応しました。
スクーターのレースで使用しているとの事でリバルビングも施工しました。スプリングの跳ね返りを抑え込めるような仕様にして欲しいとのご希望でしたのでシムを大幅に追加&入れ替えました。
専用のポンプでエア抜きとオイル充填を行います。
リークテストを行い、無事にコンプレッションノッチも直り完成です\(^o^)/
ゼファー400カイのリアショックをオーバーホールします。ボトムアウトバンパー(バンプラバー)が砕けてしまっております。ショックスプリングを外してショックロッドを縮めてみると…引っ込んだまま戻ってきません。
完全にガスが抜け切っている状況ですね(^^;
加圧されていない状態に陥りますと、内部のオイルはキャビテーション(泡立ち)を起こしダンピングの効かない状態に陥ります。そうなると、スプリングの振動を抑えられなくなり乗り心地は勿論、路面追従性が損なわれます。
更に症状が進行するとオイル漏れを発生させます。
内部を分解洗浄して各部を点検交換しながら組立てます。ショックロッドは細かい傷消しの為に研磨します。
専用の装置で、内部を真空状態にしてからオイルを充填してエア抜きを徹底的に行い、ダンパーを完成させます。
リークテストを行って問題無ければスプリングをセットして車体に組込みます。
CRF150RⅡのリアショック オーバーホールのご依頼を承りました。弊社でリザーバタンク容量アップとカシマコートを施しアップグレードしたショックなのですが…かなりオイルが汚れてますね(^^;オイルも滲み漏れしていました。
真っ黒!
ミニモトクロッサーでフルサイズMXマシンと同じ様なライディングをする方ですと、コーティングしててもオイル劣化が激しいのを多々見受けます。
NB/NA以上の選手ですとフルサイズMXマシンで1ヶ月程度の使用でも各部消耗が激しいマシンを何度も見てきました。
前回のO/Hから10回程度の使用との事ですがガイドブッシュにも傷が入ってましたので新品に交換しました。
ロッドも旋盤で掴んで回して傷取り研磨して組込みました。
結局、ライダーの技量にマシンが付いていけない為にサスペンションをアップグレードしても、更にライダーの技量を発揮できる様になり、マシンの消耗も更に激しくなるんですね(^^;
以前、そう言ったオーナー様から「レース中に後半になるとフォークが底付きするから何とかしてくれ」との御依頼を受けた事があるんですね。レース後半になると底付く。
それはオイルの熱ダレです。
熱ダレして底付くと言うのはオイルの粘度変化によって・・・と言う事です。ここでオイルの性能を上げれば、と言う話になりそうですが熱によって変化しないオイルは存在しません(存在するなら教えて下さ~い)。
そこでオイルロック機能を強くする部品を製作して組込んで問題を解決したのですが、その為にレース後半までライダーは遠慮なくガンガンいける様になり、結果オイルの劣化が激しくなってしまった事がありましたね-(同じ使用時間で、です)。
つまり、技術が発展する事で人間が能力を発揮できる様にする事と、人間がその能力を発揮する為に技術を発展させる事は相互作用によって成り立っているんだなぁと感じる御依頼でした。
消費制限の為に人間(ライダーや選手)の進化(動作)を制限する様な「制限」になってしまったら・・・それは『能力を発揮するな』と言う事になってしまいますよね?
それって正しいのかなあ~?と。