WPサスペンション ツインショックのオーバーホール

古いWPサスペンションのツインショックをオーバーホールしました。オイルは駄々洩れでショック全体がベトベトのギトギト・・・。先ずは綺麗にして点検しながら分解洗浄ー!

現在では使われていないロッド径なのでシールの供給はありません。ですので現行のパーツが装着できる様に旋盤で加工しました。

何でもこのショックはマッハ750に装着しているそうです。ショックも古いが車体も古い!!!

シールヘッドが独特な造りをしていたり、シール方法が現在と違っていたり・・・と古いヨーロッパのサスペンションは中々手強いですね(^^;

それからエア抜きにも苦戦しました(+_+)

当時のマニュアルですと手でエア抜きする工程が示されていますが、ここは現在の技術できちんとエア抜きしたい所です。

エア抜き用の装置に接続できる様にアダプターを作って…苦戦しましたぁ~((+_+))

アダプターを接続する部分はエア抜きするには位置的に非常にシビアな位置だったので何度もやり直しました(^^;

今回、古いショックでしたので念の為、シール類は全て交換させていただきました~(;´∀`)

KTM 690DUKE RのWP リアショックのオーバーホール

前回から続きまして本日はリアショックをオーバーホールします。

総走行距離12,000程度との事ですがサーキットで使うには最低でも1シーズンに一回のオーバーホールが必要になると思います。ガス抜けやオイルの劣化でダンパー性能が著しく低下してしまいますので如実に現れます。

作業前にダンパー調整ノッチを確認しました所、かなり閉め込まれていました~。ヘタると閉め込む必要が出て来ます。

KTM 690DUKEのフロントフォーク オーバーホール

KTM 690DUKE Rのフロントフォークをオーバーホールしました。総走行距離12,000キロとの事です。

途中からサーキット使用に切り替えられたとの事で、オーナー様から不具合をチラホラ伺いました。

公道での使用ですと不具合を感じずにいられるのですがサーキットですとヘタリが如実に現れます。実は公道でも同じ事が起きているんですが・・・。

内部に破損等の不具合はありませんでしたので通常の消耗パーツを新品に交換して完成させました。

リアショック編へ続く。

CB400SF純正リアショック オイル漏れ修理

CB400SF純正リアショックのオイル漏れ修理を行いました。分解前に点検してみると、ガスは抜け切り押し込んだショックロッドが全く戻って来ない状態でした。

オイルも駄々漏れでしたのでショックロッドは研磨しました。小傷を消す為です。

シール類を交換してエア抜きオイル充填を行います。

左右共に同じく作業を行います。

TZM50のYEC製リアショックのオーバーホール

TZM50用のYEC製リアショックをオーバーホールします。ショックロッドには錆が発生しておりましたので再メッキが必要な状態でした。

YEC(ヤマハ)製のショックロッドの再生には一部パーツ製作が必要になります。

と言うのもロッド内部に仕込まれているニードルを取り出す為に一部削り取る必要がある為です。再メッキの際にニードルに付いているO-ringが駄目になってしまうのでどうしても取り出す必要があります。

そして、削り取ってしまうとニードル位置を保持できなくなるので新にホルダーを製作する必要が出て来ます。旋盤で削り出して準備しておきます。そして、そのホルダーに合う様にニードルも作り直しました。

これで再メッキの準備が整いました~。専門の工場へ依頼して再メッキを掛けますのでもうしばらくお待ち下さいm(__)m

Ohlins Shockの修理

古めのオーリンズをオーバーホールします。油圧のイニシャルアジャスターは動作不良を起こしていて動きませんのでそちらは修理します。

旧タイプの物ですと一部パーツが廃番になっていますので現行のパーツが装着できる様に加工が必要になります。

旋盤でシールヘッドを加工し現行のパーツが使える様にしました。

オーナー様はこのショックをGPZ1000RXに装着されているとの事ですがダンパーボリュームが全然足りない!との事なので全体的にダンパーボリュームを向上させる様にバルビングを変更しました。

油圧のイニシャルアジャスターも修理しました。エア抜きオイル充填を行いました。きちんと作動する様になりました。

アジャスター、ダンパー共にリークテストを行ってからオーナー様へ引き渡します。

XL1200Sスポーツスターの純正リアショック

XL1200Sの純正リアショックのオーバーホールを承りました。スプリングを外してみますと…ご覧の通りダンプラバーが粉々になって溜まっていました。

分解して洗浄して点検してみるとブラッダ(高圧ガスが充填されている袋)に傷が複数付いていましたので交換が必要でした。ガスが抜けておりましたので変形したまま内部で動作していた様です。

と言う訳で完成です!

YAMAHA セロー225の純正リアショックのオーバーホール

セロー225の純正リアショックをオーバーホールします。ダンプラバーは砕け散って無くなっていました。

各部を綺麗にして点検。ロッドは研磨して小傷を消します。シリンダーにはガスの注入口を新設して組立準備を整えておきます。

完成しました~♪

リークテスト後にオーナー様の元へお送りします。

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