「カスタマイズ」カテゴリーアーカイブ

NSF100のリアショック

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ホンダのミニレーサー、NSF100 のリアショックをメンテナンスしました。

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このマシン、リアの減衰力不足が持病の様です。オーナー様も例に漏れず「伸び側の減衰が効いてない感じなんだよねぇ~」との事でした。

ピストンの形状から察するにコスト低減がそう言った問題を引き起こしている事は明白で根本的な解決する為には…となる訳です。しかしながら、高価な社外品に交換できない経済的な理由もありますよね。

勿論、メンテ不足でショックが抜けている状態は論外ですが、手間やお金を掛けずにできる最大限のやり方で今回、リバルブ(シム積層変更)しました。

YZ125サスペンションチューニング(リアショック編)

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前回からの続きです。YZ125をJNCC仕様に改修!リアショック編です。

フォークもそうだったんですが、新車購入から激しく使っていない様で消耗パーツが再利用可能な物はそのまま組込みました。念の為、シール類等のゴムパーツは新品にしました。

位置依存性が高いフォークに比べてリアショックの改修はリバルブのみ。

フォークはリアへのトラクション時間が長くなる様に改修しましたのでそれを受け止められる様にリバルブしました。

 

 

YZ125のサスペンションチューニング(フォーク編)

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リバルブ

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YZ125のサスペンションをオーナー様に合わせてチューニングしました。使用に合わせた定番のリバルビングは勿論…

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特注パーツ製作
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寸法変更

STDと寸法違いのこんなパーツを製作して組込みました。ピッチングを抑え、リアタイヤがスタックしにくくなり、急な下りでの前転恐怖を低減させる為の物です。

軽量な2ST125㏄は下り路面ではかなり有利なんですが、更に下りでアクセル開けられるようにって事です。はい。

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できたよ~

フォークスプリングもオーナー様の体格に合わせて変更しました。フラット路面での接地感を出しつつ、ワンオフパーツを組み込んでハードな走行にも耐えうるフォークにするのが目的です。

クロスカントリーレースはMXよりもトップスピードが速いし、ハードな路面を走破しなければいけないし、初期動作を向上させる必要がある上にハイスピードに対応させるチューニングメニューを施しました。まあ、簡単に言うとJNCC仕様にしたって事になります。はい。

リアショック編へ続く・・・。

 

 

CRF150R、CR85R、RM85のフォークアップグレードパーツ

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アンチボトミングシステム

好評につき、売り切れてしまいましたので追加で製作しました。フォークの底付きを、根本的に解決する為のスペシャルパーツです。

取付けには高度な技術が必要になりますのでパーツの販売のみは行っておりません(旋盤などでカードリッジの一部に溝を掘る必要がございます)。

フォークカードリッジへの取付費用込みで¥35,000(税別)です(フォーク分解費用は別途)。

試作フォークパーツ

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オーバーホール
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試作ロックリング

YZ系に採用されている分離加圧型フォークです。後方排気モデルになってから体重65キロ以下のライダーに対応したスプリングの設定が無く、社外品などのソフトスプリングに入れ替える方も多いと思うのですが、そうすると前後バランスが悪くなる傾向があると感じます。何故かフロントが・・・。

オイルボリュームで解決しようとすると硬くて乗れたもんじゃなくなるのでオリジナルパーツを製作してみました。

こんなパーツでも効果があります。オイルロックをガッツリ効かせる為のパーツになります。成功すればメニューに加えようと思います。

 

CRF150Rリアショックのアップグレード

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アルミ無垢のシリンダ
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ショックボディコーティングゥ

ショックボディへのコーティング、オーバーホールのご依頼です。アルマイトの一種で潤滑性に優れるカシマコートを施しました。ショックユニットは抵抗が低ければ低いほど良いのです。

ショックボディと接触するピストンや、ショックロッドと接触するシールリップ部分が大きな抵抗になりますのでボディやロッドにコーティングするのはファクトリーマシンでは常套手段になってますよね。

今回は比較的安価で、尚且つ効果が高いカシマコートのみです。ショックボディやフォークアウターへコーティング可能です。

ショックボディへのカシマコート 1本¥10,000(税別)~

フォークアウターへのカシマコート 1本¥10,000(税別)~

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消耗パーツ交換
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リアショック完成

因みにCRF150R等に採用されているショックボディはアルミの無垢ですのでオイル劣化が早くヘタリ易いです。多くのモデルはここに硬質アルマイトがコートされているのでまだマシなんですが、流石に無垢ですとね…(^^;

硬質アルマイトも摩擦係数が高いのでフルサイズのモトクロッサーのショックボディやフォークアウターへのカシマコートも効果絶大です。

 

 

CRF150Rフロントフォーク底付き改善方法

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フォークダンパー改修

CRF150Rのフロントフォークダンパーを改修しました。底付きを改善する為にアンチボトミングシステムを製作して取付けます。

リバルブやオイルレベルで改善しようとすると底付きしにくくはなるものの…犠牲になる部分が出てくる。又、根本的な改善にはならない為、痛い所に落ちるとやはり底付きしてしまいます。

それを改善する為の部品を製作して機能を追加すると言う選択肢が出てきます。それがアンチボトミングシステムです。

製作取り付け費用は35,000円(税別)です。(フォーク分解費用は含みません)。

 

CBR600RRのサスペンションメンテナンス(カスタマイズ)Fフォーク編

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フォークダンパー分解洗浄点検
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スプリング比較

いつもご愛読ありがとうございますm(__)m前回からの続き、CBR600RRサーキット仕様車のメンテナンス&カスタマイズの作業の模様です。

ショックはユニットをオーリンズに交換しましたが、フォークはスプリングをオーリンズ製に交換してメーカー指定のセッティングに変更しました。

ホンダSTDセッティング指定と違いOhlinsのマニュアルに従ってオイルレベルとオイル粘度を変更して組上げました。後はいつも通りの内容でオーバーホールしました。

内容としてはフォークダンパー分解点検。必要に応じて消耗パーツを交換し、インナーチューブは研磨して組上げます。フォークダンパー内を分解点検するのが肝で、減衰圧を発生させる部分の洗浄も行い新品時の性能を取り戻す大切な 工程になります。

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フォーク完成
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車体への組付け

オーナー様のご希望でストロークセンサー取付&SKFシールにアップグレードしました。フォークにストロークセンサーを取り付ける場合、オイルレベルの寸法が変わってきますので注意が必要です。

リアショックと違いストロークセンサーは見えてますね~(*´ω`)セッティングの手助けになるセンサーなのでご希望の方はお気軽にお申し付け下さい(オーバーホールと同時のご依頼の場合は無料です)。

CBR600RRのサスペンションメンテナンス(カスタマイズ)リアショック編

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作業前
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分解洗浄

CBR600RRのサスペンションのメンテナンス&カスタマイズのご依頼です。オーナー様はサーキット走行メインとの事で、中古のオーリンズショックをオーバーホールしノーマルショックと交換。フォークはO/Hのついでにオーリンズのスポーツスプリングに変更します。

先ずはショックから取り掛かりました。

非常に良い状態です。ボトムアウトバンパーやガイドブッシュ、チタンコートされたロッドも綺麗な状態でした。

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ダンパー完成

ですが、シムスタックの周辺やコンプレッションアジャスターまわりのオリフィスには汚れが溜まっておりました。減衰圧を発生させるエネルギ―が「伸び」と「圧」が変換される時に一番負担のかかる場所だと思うので汚れるんだと感じます。

今回、オーナー様のご希望でストロークセンサー(Oリング)をロッドに取り付けました。

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ショック長の調整

こちらのオーリンズはエンドアイの長さが変更できる物ですので、先ずはノーマルと同じショック長になる様に長さを調整して組付けました。

セッティングのベースになる部分ですのでノーマル寸法から始めるのが健康的です。

こうやってノーマルと並べてみると面白いですね。スプリング長とストローク長、スプリングのセット位置等…設計思想に違いがある事がわかります。

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ショック取付後

ショックを取り付けてみると…せっかくのストロークセンサーが殆ど見えませんね(T_T)

 

CRF150Fのリアショック

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分解洗浄
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完成

HONDA CRF150Fのリアショックをオーバーホール&ショック長変更を行いました。オーナー様から指定していただいた寸法のショック長になる様にしました。

全分解作業になりますのでオーバーホールも行いました。

オーナー様はダートトラックに使われているそうです。モトクロッサーの様な長いストロークが邪魔になる、これはモタードや意外ですがトライアルにも通じる部分です。

非常に興味深い事だと思います。